乃木坂46「初週40万枚減」新曲大打撃! コロナ禍のアイドル業界、厳しさ浮き彫りに

鈴木紬

 乃木坂46のニューシングル「僕は僕を好きになる」が、8日付オリコン週間シングルランキングで初週売上58.9万枚を記録し、1位を獲得した。

 同曲は山下美月が初めてセンターを務める、自分を肯定する大切さを歌うメッセージソング。これによりシングル25作連続1位となった乃木坂46は、女性アーティストの“シングル連続1位獲得数ランキング”において、1位のAKB48に続き、浜崎あゆみと並ぶ2位となった。

 しかし、ファンの間では売上の激減ぶりを嘆く声もある。昨年3月リリースの前シングル「しあわせの保護色」は初週売上99.6万枚を記録しており、実に40万枚近くダウンしてしまったのだ。

 初週売上100万枚前後を記録する状況が安定して何年も続いてきた乃木坂だけに、新型コロナウイルスによる打撃が改めて浮き彫りになってしまった。

 現在、乃木坂46は「僕は僕を好きになる」購入者を対象としたオンラインによるミート&グリート(個別トーク会)の真っ最中。メンバーとファンが直接触れ合えない状況や、昨年10月の白石麻衣の卒業が、売上に影響してしまったのかもしれない。

 また、昨年3月にリリースされた「失恋、ありがとう」以来、シングルCDを発売していないAKB48に対し、「ミリオン連続記録がストップするかもしれないから、ますますシングルを出せないのでは?」と心配するファンもいるようだ。

 新型コロナによる煽りを受けて久しいアイドル業界。“握手会商法”に代わるビジネスモデルは、この先も生まれないのだろうか……。
(文=鈴木紬)

<ライタープロフィール>
 芸能誌の編集者を経て、エンタメ系ライターとして活動。関心のあるジャンルは、女性アイドルグループ、K-POP、ドラマ、お笑い、ユーチューバーなど。芸能人のSNSのパトロールが日課。

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