アンジャッシュ・児嶋一哉『王様のブランチ』の“渡部イジメ”演出の真相告白! 「悪趣味すぎる」と番組批判の声が再燃

斉木順

 アンジャッシュの児嶋一哉が、レギュラーを務める情報番組『王様のブランチ』(TBS系)で活動休止中の相方・渡部建への“イジメ”ともとれる演出があったことについて、番組スタッフから謝罪を受けていたことを明かした。

 児嶋は、入院中の爆笑問題・田中裕二の代役として26日深夜に放送されたラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)に出演。冒頭から太田光が「今日はピンチヒッターで渡部くんが来てくれて……」と発言し、児嶋が定番ネタの「児嶋だよ!」で返すなど“相方イジリ”が炸裂した。その流れで、太田が『王様のブランチ』の演出問題に言及することになった。

 問題の演出は、昨年12月26日に放送された同番組のラストにあったもの。画面下部から複数のCGの風船が舞い上がり、そのなかにかつて同番組の総合司会を務めていた渡部とおぼしき顔が描かれた風船があったが、その風船だけが破裂してしまうという演出だった。

 当時、ネット上で「笑えない」「普通にイジメでしょ」「悪趣味すぎる」などと批判が殺到したものの、番組側がそれに反応することはなく、どのような意図があったのか不明のままになっていた。

 この一件について、太田が「どういう気持ちで見てたの?」と尋ねると、児嶋は「その話やめろよー!」と拒絶。だが、太田が「俺はひどいと思う。あれは許しちゃいけないと思う」「いくらなんでもあのやり方は許せない」などと熱く訴えると、児嶋も観念したのか「あれはよくないんですよ」と返答し、騒動の真相を語りだした。

 児嶋は「ちゃんと(番組スタッフが)謝りにきて……すみませんでしたって」と、問題の演出について番組側から謝罪を受けたことを告白。続けて「悪意はないです。やり過ぎたって。イジリ慣れてない人が、ちょっとやっちゃっただけです」と、番組側からの事情説明の内容を明かした。

 太田はそれでも納得がいかないようで「イジリ慣れてない人がなんでスタッフやってるの?」などとしつこく演出批判を続け、児嶋が「もうブランチの話やめろよ!」とツッコミを入れる展開に。児嶋は「あれはもう終わったんです。謝ってこられて。むちゃくちゃ(番組スタッフは)反省してますから」と語り、当事者間では解決済みの問題であることを強調した。

 今回のトークによって「渡部の顔が描かれた風船が破裂する」という演出は、番組スタッフが意図的に仕掛けたことが明言されたといえる。大事な年内最後の放送のラストの演出であっただけに一部スタッフの独断とは考えにくく、これは番組関係者全体に“渡部許すまじ”という空気があったことで起こった問題とみる向きもある。

 もちろん、爽やかな番組のイメージに似つかわしくない「多目的トイレ不倫」で渡部が突然降板したことで、残された司会の佐藤栞里やスタッフらが大迷惑を被ったことは事実だろう。だが、悪趣味なイジメのごとき演出を正当化する理由にはならず、ネット上では「公共の電波でイジメ同然のことやるのは常識を疑う」「謝ったからいいってレベルの問題ではない」などと批判の声がふたたび噴出している。

 渡部の「多目的トイレ不倫」騒動は本人のモラル欠如によって引き起こされたともいえるが、番組側も演出の倫理観についてしっかり考え直した方がいいのかもしれない。
(文=斉木順)

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