吉沢亮主演の大河ドラマ『青天を衝け』が「地味すぎ」!? 「三谷大河」らと比較され…

藤川響子

 来月から放送される吉沢亮主演のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の第3弾出演者が26日に発表されたが、ネット上では「地味すぎ」という声が上がっているようだ。

 第3弾では第十四代将軍・徳川家茂を磯村勇斗、西郷隆盛を博多華丸が演じるほか、石丸幹二、中島歩、板垣李光人、尾上右近、渡辺徹などの出演が明らかにされた。

 「日本資本主義の父」とも称される渋沢栄一(吉沢)を主人公に据えた同作はこれまでに、第十五代将軍・徳川慶喜を草なぎ剛が演じるほか、玉木宏、高良健吾、橋本愛、上白石萌音、川栄李奈、岡田健史や竹中直人、堤真一、岸谷五朗、木村佳乃、吉幾三などの出演が発表されており、27日には徳川家康役で北大路欣也が出演することも追加発表されている。

 錚々たる顔ぶれを揃えているが、しかしネット上では「かなり楽しみにしてたんだけど、俳優陣が地味だなという印象」「三谷大河と比べると、配役が少し地味なのが否めないなぁ……」といった声も上がっている。

 NHK大河ドラマは、来年に小栗旬主演・三谷幸喜脚本の『鎌倉殿の十三人』、2023年に松本潤主演・古沢良太脚本の『どうする家康』と主演俳優・脚本家ともに話題性抜群な作品が控えており、『青天を衝け』はどうしてもこれらと比較されてしまうようだ。

 特に『鎌倉殿の十三人』は昨年、11月16日〜20日の5日間に渡って三谷自ら出演者を読み上げるという遊び心のある演出で出演者発表を行い、大きな話題になった。こうした宣伝手法の違いも指摘されており、「キャスト発表の仕方がちょっと地味かな……」「青天を衝けの宣伝が地味なのは否めず。頼むよ、NHK」と、『青天を衝け』は宣伝においても地味だとする声もあるようだ。

 さらに、武士たちが中心になる鎌倉時代の幕開けまでを描く『鎌倉殿の十三人』や、戦国武将として圧倒的な知名度のある徳川家康を主人公とした『どうする家康』と比べ、『青天を衝け』はあまり知名度の高くない渋沢栄一を主人公とする点も不安視されている。

 もっとも、『青天を衝け』は人気のある幕末期も描かれる。また、朝の連続テレビ小説史上において今世紀最高視聴率を叩きだした名作『あさが来た』を手がけた大森美香氏のオリジナル脚本でもあり、「ずっと『幕末ドラマを今までにない目線で描けないか』と、考えておりました」と意気込む大森氏が描くストーリーへの期待も大きい。“今までにない幕末ドラマ”がどういう内容になるのか、2月14日の放送開始が楽しみだ。

(文=藤川響子)

<プロフィール>
 ドラマ「人間・失格」に出ていたKinki Kidsの堂本光一さんに一目惚れしてジャニーズ沼へ落ちた三十路ライター。いまは美 少年の浮所飛貴くんにときめいています。

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