綾瀬はるか『天国と地獄』初回見逃し配信236万再生で“キムタク超え”を達成! 高橋一生の可愛すぎ演技が好調のカギ

斉木順

 女優の綾瀬はるかと俳優の高橋一生の“男女入れ替わり”演技が話題を呼んでいる放送中のTBS系日曜劇場のドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』の初回見逃し配信が、236万再生を記録したことが26日にわかった。日曜劇場枠の初回歴代最高再生数となり、一部でささやかれていた“失速説”を払拭するかのような快挙を達成している。

 同ドラマは、NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』などを手掛けた人気脚本家・森下佳子氏によるオリジナル作品。綾瀬演じるドジな女刑事・彩子と、高橋演じるサイコパスな連続殺人犯・日高の魂が入れ替わる“究極のスイッチエンターテインメント”と題されている。

 初回の平均世帯視聴率は、今期民放ドラマトップとなる16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。しかし、24日に放送された第2話は平均世帯視聴率14.7%で、2.1ポイントも下落したために「早くも失速」などと揶揄する声も上がっていた。

 だが、見逃し配信が好調となれば後追いで本放送に追いつく視聴者が増加し、V字回復に転じる可能性は十分にある。

 人気ドラマぞろいの同枠の初回見逃し配信で今まで過去最高だったのは、2019年10月期に木村拓哉が主演した『グランメゾン東京』の202万再生。昨年大ヒットした『半沢直樹』は配信なしで対象外であるものの、キムタク主演ドラマを大きく超える再生数を叩き出して歴代最高を記録したのは偉業といえるだろう。

 初回の終盤で男女入れ替わりが起きたため、一部では「最大の山場がもう終わった」と指摘する声もあった。だが、ネット上では「綾瀬はるかがイケメンすぎる」「高橋一生の動きが女性にしか見えない」とその後の入れ替わり演技が大好評。ふたりのスイッチ演技に加え、彩子の同居人・陸役の柄本佑、彩子の先輩刑事役の北村一輝ら共演陣の演技力もスキがなく、コメディとシリアスのバランスや演出のテンポもいいと評判となっている。

<※以下、ネタバレ有>

 特に、高橋の「女性らしさ」を表現した演技には絶賛の声が集中しており、第2話で彩子の後輩刑事・八巻(溝端淳平)が入れ替わりに気付き、彩子の魂が入った日高が絶望から救われて泣きじゃくるシーンは「思わずもらい泣きした」「演技上手すぎ」「高橋一生様が可愛すぎる」などとネット上で大反響が起きている。

 こうしてSNSなどで演技が話題になれば、見逃し配信や再放送から参入してくる新規視聴者も増えるだろう。主演の綾瀬以上に、高橋の演技が同ドラマの今後のカギを握ることになりそうだ。  
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

綾瀬はるか『天国と地獄』初回見逃し配信236万再生で“キムタク超え”を達成! 高橋一生の可愛すぎ演技が好調のカギのページです。エンタMEGAは、エンタメの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!