『俺の家の話』第1話! 3分でわかるあらすじ 元プロレスラーが能楽の跡取り修行&親の介護で窮地に!

佐久間泰造

 TOKIOの長瀬智也が主演を務める連続ドラマ『俺の家の話』の第1話が1月22日に放送されました。

 全国に1万人以上の門弟をもつ能楽の『二十七世観山流宗家』の長男として生まれた観山寿一(長瀬)は、4歳で初舞台を踏み神童と呼ばれるも、人間国宝である父・観山寿三郎との確執から17歳の時に家を出て大手プロレス団体に入門。その後、アメリカで武者修行中にチャンピオンになるも大怪我を追い、42歳となった今は妻と離婚して満身創痍の状態でリングに立ち続けています。

 そんなある日、寿三郎が危篤状態であると知り、25年ぶりに家族と再会。寿三郎は2年前に脳梗塞で倒れた経緯があるため、「心の準備はできている」として、父親の死後の遺産相続などについて淡々と話を進める弟の踊介(永山絢斗)、妹の長田舞(江口のりこ)に対し、寿一は怒りを覚えます。

 しかし、長男でありながら実家のことを放ったらかしにしていた引け目もあり、寿一は意識なく病院のベッドで眠る寿三郎に向かい、プロレスラーを引退して『観山流宗家』の跡取りになることを誓うのでした。

 そうして引退試合を終えたところ、寿三郎が死の淵から蘇り退院。それだけでなく、全資産を譲ることを前提に介護ヘルパーの志田さくら(戸田恵梨香)と婚約することを決めてしまうのです。

 この行動に呆然となる寿一ですが、病院での“跡取り宣誓”の場面をさくらにこっそり盗撮されていたため、引くに引けなくなってしまいます。

 さらに、跡取り修行だけでなく寿三郎の介護もすることになった寿一は、さくらがカラダのケアをする資格をもっていないため入浴の手伝いをすることに。しかし、父親の老体を目の当たりにしたことで洗体をためらい、涙がこみあげてしまうのでした。

 そんな中、念のためにと受けた認知症のテストで、寿三郎が『要介護1(日常生活において部分的な介護が必要。最も重度な状態は要介護5)』であるとの判定。さらに、自身の息子・秀生(羽村仁成)には学習障害と多動症の兆候があると診断され、寿一はダブルでショックを受けてしまいます。

 しかし、落ち込んでばかりもいられず、寿一は寿三郎の入浴介護に前向きな姿勢で取り組むようになり、その姿を見てさくらは微笑ましい表情を浮かべるのでした。

 ところが、踊介がネットでさくらの名前を検索したところ、過去に金持ちの老人を相手に保険金詐欺を働いた疑惑があることが判明。暗雲が立ち込めたところで今回は終了となりました。

 脚本を務める宮藤官九郎の“クドカン節”ともいえるギャグが随所に盛り込まれつつも、介護問題に直面する寿一ら家族の困惑や悲しみなども真正面から取り上げ、見ごたえのある内容となっていました。

 今後、寿一の跡取り修行やさくらの企みなども絡んできて、さらに濃いストーリー展開となってくるのではないでしょうか。次回の放送を楽しみに待ちたいと思います。
(文=佐久間泰造)

<プロフィール>
高校卒業後、劇作家を目指し上京。舞台、映画、ドラマのレビューを中心にエンタメ系ライターとして活動中。メタボがちょっぴり気になる30代独身男。

『俺の家の話』第1話! 3分でわかるあらすじ 元プロレスラーが能楽の跡取り修行&親の介護で窮地に!のページです。エンタMEGAは、エンタメアイドルの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!