現役AKB48メンバー「摂食障害」を告白! 「誰にも相談できないまま4年」… ファンからは心配の声相次ぐ

藤川響子

 AKB48のメンバー・山根涼羽(すずは)が「アイドルの体型についての悩み」という文章を公開し、その内容に、彼女の体調を心配するファンが続出している。

 山根は2016年、16歳でAKB48の16期生となり、18年から正規メンバーに昇格。成人式を迎えたばかりの20歳だ。

 20日にnoteに投稿された記事は、「これは話すべきか、話さないべきか、すごく迷いました」という言葉から始まり、「この人生の中で私が一番悩んでいることをお話しします」と切り出した上で、山根は自身が抱えている問題を告白。中学2年生の時にオーディションに落選したことがきっかけでダイエットを始め、当初は軽い気持ちで続けていたものの、徐々にハードな運動、厳しい食事制限など必死に取り組むようになったそうで、当時の自分を「拒食症だった」と振り返っている。

 AKB48に仮研究生として入った時期は普通の生活に戻ったものの、正規メンバーに昇格後にひさびさに体重計に乗った際、体重が増えていた現実を受け入れられなかったという。「食べるのをやめないと太る」と強迫観念にかられるようになり、今度は過剰に食べ、それをもどしてしまう「過食嘔吐」になったと明かした。

 山根は「アイドルは弱音を吐かないことが当たり前と思っていた」とし、誰にも相談できないまま、この生活が4年続いていると告白。「ずっと苦しいです。絶望でした。いろんな選択肢も考えました」と切実に苦しみを訴えている。

 病院には行っておらず、すべて自己診断とのことだが、「現在、少しずつではありますが自分に合った生活をしています。︎もどすことはほとんど無くなりましたし多く食べる回数も減ってきており、元気です」と報告する一方で、「変わらずずっと24時間、頭にあるのは“体型”についてです。完全には治りません。これからもまだまだ闘わないとなぁと思います」「まだまだアイドルとしては納得のいくような、認めてもらえるような体型ではないです」と述べており、“痩せなければいけない”という意識は山根の中にいまだ根強くあるようだ。

 山根は最後に「世間の“体型”についての意見が、ほんの少しでもいいので柔らかくなるといいなぁ」との想いを綴っている。またTwitterでは、「私の長年の悩みを書いてみました。“心配してほしい”ではなく、同じ悩みを持っている誰かの支えになれたら」とも書いており、ネット上では多くの反響を呼んでいる。

 同じ悩みを抱える人のために、勇気のある告白をした山根。今後はひとりで抱え込まず、病院に行ったり周囲に助けを求めるなどして、心身ともに元気になってもらいたい。

(文=藤川響子)

<プロフィール>
 ドラマ「人間・失格」に出ていたKinki Kidsの堂本光一さんに一目惚れしてジャニーズ沼へ落ちた三十路ライター。いまは美 少年の浮所飛貴くんにときめいています。

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