高畑充希『にじいろカルテ』が初回視聴率12.1%で好発進! 「前髪パッツン」の北村匠海ら共演陣の好演も話題に

斉木順

 女優の高畑充希が主演する連続ドラマ『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)が21日に15分拡大でスタートし、初回の平均世帯視聴率が12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人平均視聴率が6.6%で、好発進したことがわかった。ネット上でも「ほっこりする」「感動した」と好評で、今期屈指の人気作となりそうな気配となっている。

 同ドラマは、NHK朝の連続テレビ小説『ちゅらさん』『ひよっこ』などを手掛けた岡田惠和氏の脚本によるオリジナル作品。ある重大な病気が発覚したことをきっかけに東京の大病院から山奥の診療所へやって来たドジな内科医・紅野真空(高畑)が、クセが強すぎる同僚や村人たちと触れ合いながら成長していく姿を描く。

 主人公の真空は「医者で患者」という複雑な立場で、ツナギ&グラサン姿のヘンテコ外科医・浅黄朔(井浦新)や超絶優秀ながらキレやすい看護師・蒼山太陽(北村匠海)とシェアハウスで共同生活を送ることに。高畑、井浦、北村のメインキャスト陣に加え、安達祐実、眞島秀和、光石研、西田尚美、泉谷しげる、水野美紀ら演技派の面々が脇を固める。

 ストーリー展開は、第1話にして主人公が病気を告白するシリアスなシーンからクセ強めの村人たちのコミカル演技まで、笑いあり涙ありのてんこ盛り。今をときめく人気イケメン俳優の北村が「パッツン前髪」のイジられキャラを演じているのも面白く、人情あふれる田舎の良さも十分に表現されていた。

 ネット上でも「ほんわかしていて、コロナ禍で疲弊した心に染みる」「リアル社会が辛いご時世、こういうドラマは癒しになる」「北村くん目当てで観たけど予想以上に面白かった」「善人しか出てこないのはファンタジー感あるけど、今はこういうドラマが必要」といった称賛コメントが続出するなど大好評となっている。

 ただ、一部では吉岡秀隆が主演した人気ドラマシリーズ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)に「似ている」との指摘も。同じ田舎を舞台にした医療ドラマで、泉谷や光石といった共通する出演者もいるため、イメージが重なると感じた人が少なくないようだ。しかし、今後のストーリー展開によってはそうした声を吹き飛ばす可能性もあるだろう。

 医療ドラマのお約束ともいえる天才的なスーパードクターはまったく出てこない今作だが、世の中全体がギスギスしている現代の世相も追い風となって「癒し系医療ヒューマンドラマ」として今後も話題を呼びそうだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
 雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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