秦基博のあの名曲はジョイマンへの応援歌だった!? まさかのオチもファン感激

宇原翼

 独特のリズムとワードセンスのラップ芸で知られるお笑いコンビ・ジョイマンの高木晋哉が人気シンガーソングライター・秦基博との関係について語り、その絆の深さが反響を呼んでいる。

 高木は18日に放送された『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)に出演。秦とは小・中学校の同級生で、相方の池谷和志も含めて同じバスケットボール部員だったことはファンの間では知られているが、その関係性をテレビ番組で初めて詳しく明かした。

 秦は、高木にたびたび人生の転機を与えたのだという。最初は中学の文化祭。当時おとなしかった高木は、人気者だった秦に急に「コントやろう!」と誘われ、生まれて初めて人前に出ることや、笑いを取ることが楽しいと感じたという。さらに、成人式の夜に開かれた同窓会で「池谷と組んで芸人になれよ」と勧められたことが、ジョイマン結成のきっかけになった。秦は責任を感じたのか、初期の頃はネタ合わせに立ち会ったり、ライブに足を運んでは毎回助言をしていたという。

 その後お互いにブレイクしたが、ジョイマンは徐々に失速。うまくいかない状況に腐っていた高木は、秦とふたりで飲みに行った際に愚痴をこぼすと、「お前なんて辞めちまえ!」と怒られることに。気まずくなり、しばらく疎遠になったが、2013年に発表された秦の「グッバイ・アイザック」を耳にし、秦が自分たちにエールを送っていると高木は確信。「もう一回頑張っていこうって決意ができた」と当時の思いを明かした。

 感動的なエピソードかと思われたが、番組に届いた秦からの手紙では、「グッバイ・アイザック」の歌詞がジョイマンに向けたものだったという指摘について「まったくの事実無根です」「本当に関係ありません」「二度と言わないでください」ときっぱり否定されてしまい、まさかの高木の勘違いというオチ。MCのオードリー・若林正恭からは「秦迷惑の人」と名付けられてしまった。

 しかしネット上では、「本当に応援歌に聞こえるかも」「これからカラオケでグッバイアイザック歌う時(ジョイマンのネタのように)サイドステップを踏んでしまうかも」「これから聴くたびにジョイマンが浮かんじゃう」といった温かい声が上がっており、手紙の最後が「ヨロシク、イチジク」とジョイマンのネタに掛けた言葉で結ばれていたこともあって、「否定したのは秦さんなりの照れ隠しに違いない」という意見も。彼らの絆の深さに感激した人は多かったようだ。

 ここ数年は「一発屋」を武器にした自虐ネタで話題を集め、徐々にテレビ露出が増え始めているジョイマン。秦の“アシスト”で再ブレイクする日も近いのかもしれない。

(文=宇原翼)

<ライタープロフィール>
雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。ジャニーズやLDHを中心に、音楽・ドラマ・アニメ・バラエティ番組などを日々チェックしている。紅白出場の某歌手とはマイミクだったことも。

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