2020年をもって活動休止に入った嵐だが、2021年以降のメンバー同士の共演について、とある協定が結ばれていると一部で報じられ、話題となっている。
19年1月に活動休止の予定を発表した際、リーダーの大野智から「2020年という区切りで一度嵐をたたみ、5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか」との想いが語られていたが、今年からは実際に、芸能活動を休止する大野を除き、個々の活動を始めている。
だが、この活動にあたって“新ルール”が決められていると「女性自身」2021年2月2日号(光文社)が報じている。それは「メンバーが共演する際は2人まで」というもので、大野の不在を際立たせないために、メンバー間で話し合って決められたものだという。
活動休止の記者会見でも「この5人じゃなければ嵐じゃない」と話していただけに、ファンはこのエピソードに感激。「本当だったとしたら嵐の愛を感じる」「嵐の絆ってホントすごい……」「いつもファンの気持ちを最優先に考えて、ファンの気持ちに寄り添ってくれる。嵐のそういうところが大好き」という声がネット上に多く上がっている。
しかし、そのぶん個々の実力が問われることになる。櫻井翔は『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の後継番組を含め、レギュラー3本を持ち、4月期のドラマ出演も一部で報じられている。二宮和也は『ニノさん』(同)が継続中の一方、昨年は映画『浅田家!』で「第42回ヨコハマ映画祭」主演男優賞に輝いており、俳優としてのさらなる活躍が期待されている。松本潤も2023年にNHK大河ドラマ初主演が決まった。
その中で不安視されているのが相葉雅紀だ。『相葉マナブ』(テレビ朝日系)、『I LOVE みんなのどうぶつ園』(日本テレビ系)に加え、今年から『VS嵐』(フジテレビ系)を引き継いだ『VS魂』と、バラエティでレギュラーを3本抱えることになったが、『VS魂』は1月3日に豪華ゲストを迎えた初回3時間生放送スペシャルを放送したものの、視聴率はまさかのひとケタ。同局では19年から『FNS歌謡祭』の総合司会も務めているが、その司会ぶりもあまり評価は高くない。
一方で『I LOVE みんなのどうぶつ園』は、櫻井がゲスト出演した1月16日放送回が世帯平均11.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、昨年10月に番組が始まって以来の最高記録に。嵐メンバーの共演に需要があることは確かなだけに、そこに制限をかける“新ルール”がメンバー間の人気と実力差をあぶり出す結果にならなければいいが……。
(文=宇原翼)
<ライタープロフィール>
雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。ジャニーズやLDHを中心に、音楽・ドラマ・アニメ・バラエティ番組などを日々チェックしている。紅白出場の某歌手とはマイミクだったことも。