松本潤、大河ドラマ主演で「嵐の2023年復活」は消滅確定か… 「心血注ぐ」発言で“掛け持ち”の可能性薄く

斉木順

 嵐の松本潤が、2023年に放送されるNHK大河ドラマ『どうする家康』で主人公の徳川家康を演じることが19日に発表された。一部で「引退説」「裏方転身説」がささやかれていた状況から一転、ファンは松本の大河ドラマ主演の決定に歓喜している。その一方、ファンが期待していた「嵐の再結集」が遠のいたとの見方もあるようだ。

 同作は、現在放送中の『麒麟がくる』、2月にスタートする『青天を衝け』、来年放送予定の『鎌倉殿の13人』に続く大河ドラマ第62作目。ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)や映画『ALWAYS 三丁目の夕日』などを手掛けた人気脚本家・古沢良太氏が脚本を担当し、誰もが知る歴史上の超有名人・徳川家康の生涯を描く。

 NHKの公式サイト内に掲載されたコメントでは、松本が「初めにこの話を聞いたのは昨年の11月。嵐として2020年いっぱいまでは走り切りたいと思っていた僕は、これだけの大きなことを決めることはできないと思い、結論を待って頂きました」と発言。嵐のグループ活動が休止した年明けに再考し、「嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません。また次に、心血を注いでみんなとモノづくりができるなら、この大きな挑戦をしてみたい」と決断したという。

 大河主演のオファーを「一時保留」にするほど、嵐のラストイヤーに全力投球していた松本。大河の撮影は来年夏からになるようで、それまでは“充電期間”として仕事をセーブして英気を養うようだ。

 ネット上のファンは、松本の大河ドラマ主演決定に騒然。「松潤の徳川家康って楽しみすぎる」「小栗旬(『鎌倉殿の13人』主演)の次が松潤で『花男』リレーだ!」「潤くんの演技が一年通して見られるのは最高」などと歓喜のコメントが飛び交っている。

 だが一方で、嵐のデビュー25周年イヤーとなる2023年にグループが「再結集」する可能性が消滅したとの見方もあるようだ。

 かねてから「デビュー25周年イヤーに突入する2023年に復活するのでは」というウワサが流れていた嵐。ジャニーズのグループは「〇〇周年イヤー」に大々的なコンサートツアーを組み、お祭り的に盛り上げるのがお決まりだからだ。

 だが、大河ドラマは拘束時間が非常に長いことで知られ、1年以上にわたって撮影が続く。松本が大河の主演を務めながら、嵐としてコンサートツアーや番組出演などを並行してこなしていくのは難しいだろう。グループ活動を休止し、ソロになってスケジュールに余裕ができたからこそ今回のオファーを引き受けたという面もあるはずだ。

 また、松本は嵐の活動に全力投球した後の「新たな冒険」として大河ドラマ主演に心血を注ぐと宣言している。松本の性格を考えても、大河と同じ年に嵐を活動再開させて「掛け持ち」でやるとは考えにくい。

 今回の松本の大河ドラマ主演の決定によって、嵐の2年後の活動再開の可能性はほぼ消滅したといっていいだろう。だが、正式にデビュー25周年を迎える2024年に復活する可能性は残されており、そこで再結集が実現するかどうかが大きな分岐点となりそうだ。
(文=斉木順)

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