森七菜、移籍騒動で深刻なイメージ悪化… 業界内では「やむを得ない移籍」として同情論も

斉木順
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森七菜 ARBRE 公式サイトより(現在では削除済み)

 「今もっとも旬な若手女優」としてブレイク中だった森七菜が、事務所移籍騒動によってイメージを急落させている。ネット上で「世話になった小さい事務所を裏切って大手に…」といった批判的な意見が集中しているのだが、真相は別のところにあるとして業界内では同情的な声も相次いでいるようだ。

 今回の騒動は、今月14日前後に森の公式Instagramや事務所ホームページのプロフィールが予告なく削除されたことで発覚。ほどなく、二階堂ふみや土屋太鳳らが所属する大手のソニー・ミュージックアーティスツへ移籍する方向で調整しているとスポーツ紙などで報じられ、ソニー側も「現場をサポートさせていただいていることは事実です。今後のことは整い次第、ご案内させていただきます」とコメントして暗に移籍話が進んでいることをにおわせた。

 森といえば、タレントが数名のみの「ARBRE(アーブル)」という小規模な事務所に所属していた。中学生のころに地元・大分県でスカウトされ、しばらく下積みを経験してから2019年1月期の連続ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)に生徒役で出演したことをきっかけに人気が急上昇。アニメ映画『天気の子』のヒロイン役も話題になり、昨年秋クールにはドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)で初の連ドラ主演を務めた。

 複数の大手企業のCMに起用され、今年2月には初の主演映画『ライアー×ライアー』が公開予定。そんな矢先の“電撃移籍”は、外側から見ると「売れた途端、今まで世話になった事務所を裏切って……」「義理を欠いた大手への移籍」と見えなくもない。結果、ネット上で森に対する批判的なコメントが続出する事態となっている。

 一方、業界内では「やむを得ない移籍だったのでは」と理解を示す声もある。一部報道によると、もともとアーブルは2.5次元舞台の制作・プロデュースや音楽事業などを展開していた企業のマネジメント事業として立ち上げられ、社長を務めていた映像プロデューサーのK氏は老舗の広告キャスティング会社の経営者でもあり、業界内でヤリ手として知られていた。

 K氏は森の素質を見抜き、精力的に売り出したことでブレイクへの道筋をつくった。森にとっては大恩人といえるが、K氏は2019年1月に病気で他界。東京スポーツによると、K氏の側近だった人物などもそれを機に事務所を離れ、現在のアーブルについて「ほとんど機能していなかったのでは」と伝えている。さらに、同紙では「関係先から入手した代表電話にかけると無関係の別人に転送される」「事務所の所在地を訪ねても誰もいない」などとも報じている。

 これだけでアーブルの現状を判断することはできないだろうが、少なくとも今が旬の売れっ子女優を抱えていた事務所とは思えない要素があるのは事実だろう。そのような状況に業を煮やしたのか、森の母親がアーブル側と衝突するようになったとも騒がれている。かねてから森は音楽面でソニーとタッグを組んでおり、やむを得ぬ事情による移籍先にソニーを選んだのは自然な流れとみることもできるだろう。

 一部業界内では、ソニー側が「引き抜き」を疑われることを嫌がって発表を躊躇しているともいわれている。結果、これだけの大騒ぎになっても正式アナウンスができない……という状況になったと推察されているようだ。

 いずれにしても、単純に「義理を欠いた」「裏切った」とみることはできない複雑な要素が絡んでいる様子の移籍騒動。イメージを悪化させたまま放置すると森の今後に深刻な悪影響が出かねないだけに、正式なアナウンスと事情説明が急務となりそうだ。
(文=斉木順)

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