二階堂ふみ、女優・司会・歌までこなす多才ぶりに業界が熱視線… NHKは早くも今年の『紅白』司会を打診か

斉木順

 昨年末のNHK『紅白歌合戦』で初の紅組司会を見事に務め切った女優の二階堂ふみの“争奪戦”が始まり、NHKが早くも今年の『紅白』の司会を打診したとの情報が流れている。ドラマやCMのオファーも殺到するなど、業界の内外で評価が急上昇しているようだ。

 昨年末の『紅白』では、二階堂が常にカメラ目線で司会をしていたことが話題になった。「週刊文春」(文藝春秋)は「台本をすべて覚えていないとできない」として、番組スタッフからも驚きと感嘆の声が上がったと伝えている。

 20代とは思えぬ落ち着いた口調で声も聞き取りやすく、初めてだとは信じられないような堂々とした司会ぶり。そうかと思えば、たまにお茶目な一面も見せるので嫌みがない。二階堂の司会は視聴者に好評で、NHK側も「今回の高視聴率や好評ぶりは二階堂さんの力が大きい」と高く評価しているという。

 司会だけでなく、特別企画「紅白ディズニースペシャルメドレー」では氷川きよしと『ホール・ニュー・ワールド』をデュエット。あまりの歌唱力の高さにネット上で大反響が起き、一部では「プロの歌手だと勘違いした視聴者もいた」とまで報じられた。

 NHK朝の連続テレビ小説『エール』のヒロインを好演するなど女優としての実力は折り紙付きで、司会や歌まで本職顔負けのレベルでこなせるとなれば“争奪戦”が起きるのも当然。一部では「NHKが早くも今年の『紅白』の紅組司会をオファーした」との情報が流れたが、NHKが今から「囲い込み」をしておきたいと考えても不思議はない。

 また、二階堂は動物愛護活動に熱心なことで知られ、犬・猫の繁殖業者やペットショップに対して飼育数の上限やケージの大きさなどを定める「数値規制」について自身のInstagramで問題提起したことも話題に。『紅白』でも、リアルファーやレザーを一切使用しない“アニマルフリー”のブランド「ステラマッカートニー」の衣装をまとい、動物愛護のメッセージを発信していたことが反響を呼んだ。

 単に多才で美人で好感度が高くて……というだけでもすごいことだが、動物愛護などのセンシティブな活動にも臆せず取り組むなど、20代の若手女優とは思えないほどの一本筋の通った姿勢が支持を集める一因となっているのだろう。女優業はもちろんのこと、今年は幅広い分野でその才能が発揮されることになりそうだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
 雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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