1月11日、ジャニーズJr.のYouTubeチャンネルに新たにサブチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル+」が開設されたが、特定のグループを贔屓する内容ではないかと一部ファンの間で物議を醸している。
概要欄では、「ジャニーズJr.チャンネルのサブちゃんです! 不定期ですが、音楽コンテンツを中心に配信していきます。ジャニーズJr.チャンネルの次世代を担うグループが担当します。(※ジャニーズJr.チャンネルを担当しているグループの動画は配信されません)」と説明されているこのサブチャンネル。11日と12日には、「IMPACTors」と「Jr.SP」というジャニーズJr.内の2グループのそれぞれの楽曲のミュージックビデオ(MV)のティーザー映像が公開された。
しかし、ジャニーズJr.のMVについては、撮影の権利をめぐる勝負が先日行われたばかり。「ジャニーズJr.チャンネル」で昨年12月に公開された年末スペシャル動画「全グループ対抗!特別企画【運動能力テスト】」で、少年忍者、Travis Japan、7 MEN 侍、美 少年、HiHi Jetsの5グループが争い、HiHi Jetsが見事権利を手にした。
だがIMPACTorsやJr.SPは、こうした勝負もなしにMVが制作されたため、他のジャニーズJr.ファンからは不満の声が出ているようだ。ネット上では、「なんのためにジュニアチャンネル企画でMV作るために争ったの?」「IMPACTorsが悪いわけじゃないけどこれは他のグループが可哀想」「これ以上ジュニアのファン同士を仲悪くさせるようなことはやめていただけないかな、事務所さん」と、事務所の方針に疑問を持つ声が多く上がっている。
特にIMPACTorsはジャニーズアイランド社長兼ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏が名付け親とされており、ファンの間では滝沢氏のお気に入り、通称“タキニ”ではと囁かれているため、HiHi Jetsを差し置いてMVが制作されたと見られる状況に「タキニを贔屓している」と不満を持つ声が多いようだ。
ジャニーズJr.は関西のグループを含めると10以上のグループが存在しており、サブチャンネルを開設する必要性があるのも頷けるが、彼らはいずれもCDデビューを目標に頑張っているだけに、特定のグループのみが優遇されると、ファン同士の争いやアンチを生む結果になりかねない。はたして「ジャニーズJr.チャンネル+」はうまくいくのだろうか……。
(文=藤川響子)
<プロフィール>
ドラマ「人間・失格」に出ていたKinki Kidsの堂本光一さんに一目惚れしてジャニーズ沼へ落ちた三十路ライター。いまは美 少年の浮所飛貴くんにときめいています。