SixTONES、1stアルバム初動38万枚! 批判相次いだSnow Man“対決構図”が効いた!?

北河花

 ジャニーズの6人組グループ・SixTONESの1stアルバム『1ST』が、Billboard JAPANのアルバムセールス(1月4日~1月6日集計)において売上381,222枚で首位を獲得した。

 原石盤(初回盤A)、音色盤(初回盤B)、通常盤の3形態でリリースされた同作は、リード曲「ST」のほか、初回盤にはJr.時代のオリジナル楽曲も収録。アルバム公式サイトには「We are SixTONES! ロック、ダンス、ポップス、アイドル、全ての概念が変わる歴史的『1st』アルバム」という自信にあふれたキャッチコピーが躍っている。

 ネット上では、「フラゲ日だけで29万枚以上はすごすぎ!」「アルバムの発売日被ってる面々がすごかったからどうなるかと思ったけどSixTONESすごいよかっけーよ!」(原文ママ)といった声が相次いでいる。ちなみに、同日リリースのアーティストには、YOASOBI、sumika、GReeeeN、宇野実彩子(AAA)などがいるが、同ランキングにおいて2位以下に30万枚以上の差をつけ、独走状態となっている。

 また、Kis-My-Ft2やジャニーズWESTが昨年リリースしたアルバムの初動を軽く上回っているほか、昨年9月リリースのKing&Princeの2ndアルバム『L&』のセールスにも迫る勢いを見せており、今後の売上の伸びが注目されている。

 この輝かしい数字は、もちろんメンバーの人気やパフォーマンス力が表れたものといえるだろう。ただ、ジャニーズファンの間では“Snow Manに負けたくない”というファン心理が「売上をさらに押し上げたのではないか」という憶測の声もあるようだ。

 というのも、昨年10月リリースのSnow Manのシングル「KISSIN’ MY LIPS/Stories」が、同年12月にミリオンセラーを達成。これがSixTONESファンの購買意欲をさらに加速させたのではないかと言われている。

 両グループは、昨年1月に「SixTONES vs Snow Man」名義でリリースした両A面シングル「Imitation Rain / D.D.」でデビュー。当時は「売上を競わせるやり方はイヤ」「ジャニーズのグループを対決させないで」と反発するファンも多かったが、現在も「向こうのグループに負けたくない」というファン心理を煽っているとすれば、ジャニーズ事務所の戦略は成功したといえるかもしれない。

 デビュー以来、切磋琢磨してきたSixTONESとSnow Man。今後リリースされるであろうSnow Manのアルバムにも期待がかかりそうだ。
(文=北河花)

<ライタープロフィール>
『人間・失格~たとえばぼくが死んだら~』(TBS系)の堂本剛に衝撃を受けて以来のジャニーズウォッチャー。大野智主演『世界一難しい恋』(日本テレビ系)の続編放送を夢見ながら執筆中。

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