1月5日発売の「週刊女性」に掲載されたSnow Man・宮舘涼太の記事について、版元の主婦と生活社が公式ホームページで1月6日深夜、「Snow Man宮舘涼太さんが昨年12月に女性と飲食をしたことが新型コロナウイルスに感染した原因であるという記事を掲載しましたが、そうした事実の確認はできませんでした」と訂正し、謝罪した。
昨年12月21日に新型コロナウイルス感染がわかったと事務所から発表された宮舘について、同誌は「滝沢秀明がSnow Manにマジギレ、メンバーのコロナ感染理由が“女性関係”だった」という記事を掲載。外出自粛が呼びかけられているなかで宮舘が女性と飲みにいったことを知った副社長の滝沢秀明氏が激怒し、宮舘が「クビになる」と不安がっているという内容だった。
ジャニーズ側が同誌に強く抗議した可能性が考えられるが、謝罪文の掲載が深夜だったことからも、話し合いのバタバタぶりが想像できる。
さらに、ネット版「週刊女性PRIME」に掲載されていた同記事も削除されており、ジャニーズファンからは「宮舘くんがやめちゃうんじゃないかって不安だった」「宮舘くんを信じてよかった」と安堵の声が上がっている。
ただ、一部の宮舘ファンの怒りは収まっておらず、SNSで「主婦と生活社の本は買わない！」などと不買宣言している。
ジャニーズ事務所と主婦と生活社の関係は、90年代まではSMAPのカレンダーを発行するほど良好だった。だが、2000年代以降、なんらかの理由で半ば絶縁状態に。
「週刊女性」はジャニーズタレントのネガティブな記事を掲載するようになり、エンタメ雑誌「JUNON」をはじめ、同社発行の他雑誌にジャニーズタレントが登場することもなくなってしまった。
しかし昨年、ジャニーズWESTの2021年度版スクールカレンダーが同版元から発行されることが判明。ジャニーズの取材現場において長年“出禁”だった「週刊女性」が、ジャニーズ幹部の世代交代のタイミングで“出入りが許されるようになった”との一部報道もあり、雪解けの様相を見せていた。
ジャニーズWESTのカレンダーは3月5日に発売される予定だが、今回の謝罪騒動で「発売がなくなるんじゃ……」と心配するファンもおり、両社の関係が注目されている。
ジャニーズカレンダー利権を手にした矢先、再び関係悪化が懸念されている主婦と生活社。“非ジャニ”イケメン雑誌として知られる「JUNON」に、再びジャニーズタレントが登場する日はくるのだろうか……。
（文＝北河花）
＜ライタープロフィール＞
『人間・失格～たとえばぼくが死んだら～』（TBS系）の堂本剛に衝撃を受けて以来のジャニーズウォッチャー。大野智主演『世界一難しい恋』（日本テレビ系）の続編放送を夢見ながら執筆中。
