眞栄田郷敦『教場2』のサイコパス演技に大反響! 兄・新田真剣佑に続いて本格ブレイク間近か

斉木順

※以下、『教場2』のネタバレを含みますのでご注意ください。

 元SMAPで俳優の木村拓哉が主演を務めるスペシャルドラマ『教場2』(フジテレビ系)の前編が3日に放送され、若手俳優の眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)の狂気的な演技に大反響が起きている。

 同ドラマは、木村が神奈川県警警察学校の鬼教官・風間公親を演じるシリーズの第二弾。今回は前作から2年後を舞台に、200期の生徒たちの人間模様が描かれた。

 眞栄田は鑑識を目指している生徒・稲辺隆を演じ、その親友として白バイ隊員を目指している聴覚自慢の生徒・鳥羽暢照(演:濱田岳)が登場。ふたりは日記をチェックし合うほどの仲だった。

 ところが、稲辺が無断外出を疑われたことをきっかけに友情が瓦解。稲辺は自身のアリバイとして「図書室で鳥羽を見かけた」と主張したが、その真偽を確かめるために副教官から射撃練習場に呼び出された鳥羽は「彼(稲辺)を見ていない」と言い切った。結果、稲辺は副教官から制裁を受けることになったようだった。

 後日、稲辺は因縁の射撃練習場に鳥羽を連れ出し、背後から襲って手足を拘束。鳥羽の耳に瞬間接着剤でイヤーマフ(射撃用の耳あて)をつけると、豹変した稲辺は「身体が痛いのは我慢できる。いつか治るしさ。でもね、平気でウソつかれるのって、相当、胸が痛いんだよ。初めて友達できたと思ったのにな……」と狂気的にまくし立てた。

 さらに、稲辺は鳥羽と顔を突き合わせて「昔、戦争中に兵士がジャングルで耳にケガをしました。ある時、その兵士は耳元で爆弾が落ちたような音を聞きました。でも、爆弾じゃなく…それは、鼓膜が破れた音でした。食いちぎられたんだよ! 耳の中の膿をエサだと思い込んだアリにね」と語りだし、アリを入れた小瓶を取り出した。

 翌日、鳥羽は頭に包帯を巻いた状態で授業に現れ、稲辺の姿はなくなっていた……というシーンが描かれたのだ。

 これにネット上では「アリのシーンこわ…眞栄田郷敦の演技に引き込まれた」「眞栄田郷敦の演技がヤバすぎ」「普段は気弱なサイコパスを完璧に表現してた」「想像以上の演技派でびっくり!」などと絶賛コメントが続出。さらに「北村匠海にそっくり」「最初、北村匠海がサイコパス役やってるのかと思った」といった声が上がっており、今の“最旬俳優”ともいえる北村と眞栄田を比較する人も目立っている。

 眞栄田といえば、名優・千葉真一の息子で人気イケメン俳優・新田真剣佑の弟としても知られ、当初はルックス人気が先行している印象があった。だが、今回の“怪演”によって視聴者のイメージを一変させたといえそうだ。

 大ヒット漫画を実写化する映画『東京リベンジャーズ』(7月公開予定)で、原作屈指の人気キャラクター・三ツ谷隆を演じることが決定するなど話題性がぐんぐんと高まっている眞栄田。兄に続いてのブレイクは間近に迫っているようだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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