新垣結衣『逃げ恥』に「思ってたのと違う」の声も… 『教場』との視聴率対決の結果は!?

鈴木紬

※以下、『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』のネタバレを含みますのでご注意ください。

 新垣結衣と星野源が出演したスペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(TBS系)が1月2日に放送され、ネット上で賛否両論が飛び交っている。

 今作では、事実婚の関係だった森山みくり(新垣)と津崎平匡(星野)が、みくりの妊娠をきっかけに入籍。妊婦がつわりと戦いながら働く過酷さや、男性が育休を取る際に起こる現実的な問題、コロナ禍での育児の辛さなど、社会問題が多く盛り込まれた。

 さらに、バリキャリ独身女性の土屋百合(石田ゆり子)が子宮体がんであることが判明するも、様々な事情で周囲に頼れない状況から「普段は気づかない独り身の苦労にぶち当たってしまってねえ……」と弱音を吐く場面もあった。

 ネット上では、「すべてのシーンに濃厚なメッセージが詰まってた」「身に覚えがありすぎて涙出た」「私たちの悲痛の叫びを、こんなに丁寧に代弁してくれるドラマは他にないと思う」と賞賛する声が相次いでいる。

 ただ、放送時間に限りがあるからか、連ドラ版に比べてコメディ要素が少なく、全編にわたり重いテーマが描かれたため、なかには「思ってたのと違った」「正月からどんよりした」「もう少しポップにしてほしかった」という声もある。とはいえ、「全体的に楽しめた」という意見が圧倒的で、続編を期待する声も目立つ。

 また、平均視聴率は15.5%と高い数字を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。正月ドラマ同士の視聴率対決が注目された木村拓哉主演『教場II』前編(3日放送)の13.5%を上回った。

 放送中はTwitterで「#逃げ恥」がトレンド入りするなど、多くの共感を呼んだ同作。『逃げ恥』流の問題提起は、多くの視聴者の心に刺さったようだ。

(文=鈴木紬)

<ライタープロフィール>
 芸能誌の編集者を経て、エンタメ系ライターとして活動。関心のあるジャンルは、女性アイドルグループ、K-POP、ドラマ、お笑い、ユーチューバーなど。芸能人のSNSのパトロールが日課。

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