白石麻衣&西野七瀬の“後継者候補”は!? 乃木坂46、エースの座をめぐり“戦国時代”に突入か

永尾兼

 浮き沈みの激しいアイドル業界では、たったひとりの加入あるいは脱退によって、グループの運命が大きく左右されることがある。デビュー時からエースとして君臨し続けてきたメンバーの卒業となれば、人気が大きくダウンしてしまう可能性は否めないだろう。

 ましてや、“2大看板”が去ってしまえばグループ崩壊の危機を招きかねないが、“坂道グループ”筆頭の乃木坂46に関しては、2019年に西野七瀬、20年に白石麻衣と1期生の“2大エース”が立て続けに卒業しても人気に陰りが見えず、ファンの間では「後継者は誰?」との話題で盛り上がりをみせている。

 その候補者にはシングル表題曲でセンター経験のあるメンバーの名前が挙がっているが、その中で最も注目を集めているのが、ふたりと同期である齋藤飛鳥だ。

 11年に行われたオーディション合格時の年齢が「13歳」と最年少組に属していたため、“育成”の意味もあってか、デビューから数年はアンダー(表題曲の選抜漏れメンバー)として活動した時期もあった。しかし、16年リリースの15thシングル『裸足でSummer』(N46Div./以下同)で自身初のセンターに抜擢されたことで一気にブレイクを果たし、それ以降は「次世代のエース候補」と呼ばれ続けている。

 また、18年11月放送の冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)では、当時卒業を控えていた西野が白石と対談した際、西野は「飛鳥はずーっといるだろうね」と語り、それに対して白石が「まだ20歳だから、あと10年いてほしい」と返すなど、齋藤に乃木坂46の未来を託すような発言があり、このことからも後継者に最も近い存在といえるだろう。

 ただ、白石と西野の“推しメン”という点では、16年に3期生として加入し、その翌年に発売された18thシングル『逃げ水』で初選抜にしてWセンターに抜擢された大園桃子&与田祐希も負けていない。

 同楽曲での活動をキッカケに、大園は白石と、与田は西野と距離を縮め、プライベートでも交流するほど妹のようにかわいがられていた。どちらもまだ2度目のセンターは経験していないが、選抜常連のためいずれ返り咲く可能性は十分あるだろう。

 そのふたりの後輩である遠藤さくらもまた、昨年9月発売の24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』で初選抜にしてセンターに抜擢された期待のメンバー。しかも、この楽曲での活動を通じて白石が「すごく頼もしく成長して、ああもう任せられるなと思った」と、卒業を決断したことをバラエティ番組内で語っているため、後継者の資格は十分にあるといえる。

 さらに、21年1月リリース予定の26thシングル『僕は僕を好きになる』では、3期生の山下美月が自身初となる表題曲でのセンターに任命。こちらも大きな注目を集めているが、その他にも“エース候補”に関しては枚挙にいとまがない。

 ひと昔前は“戦国時代”と呼ばれ、しのぎを削り華やいだ時期もあったアイドル業界だが、ここ数年はすっかり下火になってしまった。しかし、グループ内の層が厚い乃木坂46では、メンバー同士で刺激し合い、進化し続けることで今後もファンを楽しませてくれるに違いない。

(文=永尾兼)

<ライタープロフィール>
 AKB48にハマったのをキッカケに、女性アイドルの追っかけ兼ライターとして活動中。現在は坂道グループ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)の記事を中心に執筆。元乃木坂46の橋本奈々未を永遠推し。

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