26日に放送された『王様のブランチ』(TBS系)のエンディング部分での演出が話題となっている。
番組では、MCの佐藤栞里が「今年も1年ありがとうございました」などとシメのあいさつをしたタイミングで、CGの風船が画面下から右上奥のほうへ飛んでいくという演出があったが、その風船のひとつにアンジャッシュ・渡部建らしき顔が映っており、最後にその風船だけが破裂していた。
ネット上ではこの演出に対する批判が続出。「普通にいじめだろ。さすがに可哀想」「笑えない。普通に引く」「悪趣味」などの声が相次ぎ、炎上状態となっている。
渡部は2017年から同番組で総合司会を務めていたものの、今年6月に報じられた不倫問題で芸能活動を自粛して以降、一度も出演はない。12月2日には、番組を降板していたことが明らかになった。
渡部の不倫騒動が報じられた直後の6月13日の放送では、山形純菜アナウンサーが渡部の出演見合わせのアナウンスをした後、共にMCを担当していた佐藤が涙を浮かべながら視聴者に「テレビをご覧のみなさんが笑顔になれる番組にしたいと思っています」とあいさつしたことが話題を呼んだが……。
16日配信の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)は、年末の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』(日本テレビ系)へのサプライズ出演で復帰をしようとした渡部に対し、事前の相談もなかったTBS側が激怒していると報じた。渡部が緊急記者会見をするという報道が出た12月2日に『王様のブランチ』の司会降板が発表されたのは、そのためなのだという。これが事実であれば、風船の演出には渡部に対する番組側の怒りが込められているとも言えそうだ。
しかし、局の看板番組に泥を塗る形となった渡部に非があるのは確かなものの、今回の風船の演出が、佐藤が言うところの「みなさんが笑顔になれる番組」にふさわしかったとは言い難く、それは演出に対する批判の声の多さからもうかがえる。TBSはこの演出の意図を説明することはあるだろうか。
(文=藤川響子)
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ドラマ「人間・失格」に出ていたKinki Kidsの堂本光一さんに一目惚れしてジャニーズ沼へ落ちた三十路ライター。いまは美 少年の浮所飛貴くんにときめいています。