今年デビュー40周年を迎えた大御所歌手・松田聖子がディナーショーで口パクをしていたと一部で報じられ、ファンから反発の声が上がっている。
アーティストのショーとフルコース料理が楽しめるディナーショー。昨年末は23公演を行うなど“ディナーショーの女王”の異名を持つ松田だが、今年は新型コロナウイルスの影響により、グランドプリンスホテル新高輪での4公演に縮小された。
食事・ドリンク付で50500円というこのディナーショーで、松田がいくつかの楽曲で口パクをしていたようだとの記事が「女性自身」2021年1月5日・12日合併号（小学館）に掲載された。記事では、40周年の唯一のディナーショーとなるため一部ファンから口パクだったことに不満が出ているなどと紹介している。
しかしこの記事にファンが反発。ネット上には「何をいまさら……」「この記事書いた人は松田聖子のコンサートを見たことない人なんだろうな。一部リップシンクなのは今に始まったことじゃないだろうに。動く聖子ちゃんを見るコーナーでいいのよ」「ファンの間では有名な話。それでも毎年聖子のディナーショーは人気ある。それがすべて」と、本当のファンならば“生歌”が聞けないことは織り込み済みのはずだと指摘し、近い距離で松田を観られることに価値があるとする声が多く上がっている。
また、「アイドルグループはほとんど口パクなのに」「普通のコンサートでも某アイドルグループとか当たり前でしょ？」と、松田にだけ批判的な記事が上がっていることに疑問を持つ声も少なくない。
「昔から囁かれている口パク疑惑を今このタイミングで記事として出したのは、NHKで特集番組が組まれたり、人気番組『関ジャム 完全燃SHOW』（テレビ朝日系）で取り上げられたりと、40周年で露出が増えているからでしょうね。30日と31日には『第62回輝く！日本レコード大賞』（TBS系）、『第71回NHK紅白歌合戦』で歌うことが決まっており、今回の記事によって“生歌”かどうか注目されることになりそうです」（芸能誌記者）
特に松田に思い入れがない層の間では、「5万払って口パクだったら文句も言いたくなるかも」「昔のような声がでないなら、口パクのほうがイメージ壊れなくていいのでは」「むしろ、一部生声があるってすごくない？」など賛否を呼んでいるようだが……。はたして松田は、1年を締め括る大型番組でどんな歌声を届けるのだろうか。
＜ライタープロフィール＞
雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。ジャニーズやLDHを中心に、音楽・ドラマ・アニメ・バラエティ番組などを日々チェックしている。紅白出場の某歌手とはマイミクだったことも。
