『チェリまほ』が台湾で“半沢直樹超え”! 日本でも満足度「4週連続1位」に

新城優征

 『チェリまほ』の愛称で知られるドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)が国外でも大きな反響を呼んでいる。

 累計80万部を突破した同名の人気BL(ボーイズラブ)マンガ(スクウェア・エニックス)の実写化となる同作。第1話をYouTubeで無料公開すると、英語やタイ語のコメントも付くなど海外からも反響があり、世界中で配信が続々と決まった。現在は、台湾の「KKTV」を始めとしたアジア地域での配信に加え、「Crunchyroll」によってアジア以外の全世界でも観られるようになっており、映画・ドラマなどの米データサービスとして有名な「IMDb」では、英語による熱い長文レビューも掲載されるなど盛り上がりを見せている。

 中でも台湾での人気は日本を凌ぐほどで、「KKTV」では6週連続で全ジャンルの中で視聴数1位となっており、第6~7話は平均再生回数が4回以上と、リピート率も高いという。また、台湾のネットトレンド分析サイト「網路温度計」によると、ネット上での言及数は『半沢直樹』(TBS系)や『極主夫道』(日本テレビ系)などを抑えて日本ドラマ部門1位に。2位以下に3倍以上の差を付けており、台湾で熱烈な支持を得ていることがうかがえる。

 主演の赤楚衛二の相手役を務める町田啓太の人気もアジアで拡大しており、YouTubeなどの配信があれば英語、韓国語、タイ語などさまざまな国からのコメントが付く。昨年11月に発売した写真集『BASIC』(光文社)は現在、アジア圏の書店にも出荷されているという。この写真集は『チェリまほ』放送開始以降に注目が集まり、11月20日の重版発表以降、次々に版を重ね、累計5万部を突破したことが先日発表されている。

 国内での評価も右肩上がりだ。「ドラマ満足度調査ランキング」(オリコン)では3話で初の首位に輝いた後、6話でふたたび首位に返り咲き。12月18日の最新の発表では、9話まで4週連続で1位をキープしていることがわかった。「ORICON NEWS」(同)によると、満足度のポイントはSNSでの話題が高まると共に上昇しており、現在は自己記録を更新中だという。この勢いに乗って最終回まで首位を守り続ける可能性もありそうだ。

 クリスマスとなる24日深夜にいよいよ最終回を迎える『チェリまほ』。前回は不穏な終わり方だったが、「優しい人しかいない」といわれる作品だけに、聖夜に世界中を感動の渦に巻き込むことになりそうだ。

<ライタープロフィール>
 ドラマ・映画好きの男性ライター。Netflix配信の海外ドラマなどの取材経験もあり。とある現場で間近で見た山Pの美しさが忘れられない。

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