テレビ東京を3月に退社した鷲見玲奈アナウンサーが来年、女優デビューを飾ることが発表された。
来年1月10日放送の日本テレビ系スペシャルドラマ『アプリで恋する20の条件』が21日に発表され、主演の本田翼に加え、野村周平、杉野遥亮、山本舞香といった出演者が明らかに。この俳優陣に混じって鷲見アナも主要キャストのひとりに抜擢された。
同作はマッチングアプリでの出会いをテーマにしたラブコメディで、鷲見アナは、アプリの達人を自称するカフェ店員・遥斗(野村周平)を振り回すミステリアスな美女・咲子を演じるという。
テレビ東京時代、本人役で滝藤賢一主演の『俺のダンディズム』、卓球大会の司会役で『三匹のおっさん3〜正義の味方、みたび!!〜』に出演するといった経験はあったが、本格的な演技を披露するのは今回が初めてとなる。
フリーアナウンサーの女優進出といえば、真っ先に浮かぶのが田中みな実だろう。田中は今年8月、「新たな分野に挑戦したい」として広末涼子や戸田恵梨香らが在籍する“女優事務所”に移籍。移籍後初の出演作品にシリアスなNHK土曜ドラマ『ノースライト』を選ぶなど、本腰を入れて女優業に取り組んでいる。8日に『ごごナマ』(NHK総合)に出演した際には、演技力向上のため「レッスンやワークショップに通ったほうがいいか」と先輩女優である美保純に相談していた。
そんな田中以上に女優業に鼻息が荒いと思われるのが鷲見アナだ。11月放送の『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)では、元々は女優志望だったと話し、学生時代に自主映画に主演していたもののお蔵入りになった過去を明かしていた。同番組では“八方美人な悪女”をノリノリで演じ、「ずっと待っていたんです。こういったオファー」と話すほどで、今回のドラマ出演決定は念願だったのかもしれない。
さらなる出演オファーが舞い込むかどうかは『アプリで恋する20の条件』での演技次第だろうが、好演が期待されるという。
「大学時代に演劇のワークショップに通っていたそうなので、まったくの素人ではない。それに、テレビ東京時代に『マッチングアプリに登録したことあります』と話していただけに、ハマり役と言えるでしょう。案外、あの発言が今回のドラマ出演の決定打となったのかもしれませんね」(芸能ライター)
“あざといキャラ”で田中と比較されることも少なくない鷲見アナだが、2021年は女優としてもライバルとなりそうだ。