仲間由紀恵が2005年に主演したドラマ『ごくせん』第2シリーズ（日本テレビ系）が、12月27日～30日にかけて同局で一挙再放送されることが決定。「絶対に再放送はない」とまでいわれていた伝説のシリーズのまさかの“封印解禁”に驚きと歓喜の声が沸き起こっている。
同作は、仲間演じる熱血高校教師で極道の“お嬢”でもある「ヤンクミ」こと山口久美子と、彼女が受け持つ不良生徒たちの姿を描いた学園ドラマ。02年、05年、08年と3シリーズにわたって放送され、映画化もされるなど好評を博した。
新型コロナウイルスの影響で新ドラマの撮影がストップしたことにより、今年6月から第1シリーズが地上波で再放送され、不良生徒を演じた嵐・松本潤、小栗旬、成宮寛貴（現・平宮博重）らの若き日の姿が話題に。視聴者からは、同ドラマの人気を決定付けた第2シリーズの再放送を熱望する声が多数上がっていた。
第2シリーズは、不良生徒役のメインに「仁亀」ことKAT-TUNの亀梨和也と赤西仁を配し、本格ブレイク前の小池徹平や速水もこみち、小出恵介、水嶋ヒロらも出演。第1シリーズと同様に、若き日の彼らの姿に視聴者が大盛り上がりとなることは必至だ。
しかし、第2シリーズは赤西が2014年にジャニーズ事務所を退所したことで「封印作品」になったといわれていた。現役ジャニーズタレントと、いわゆる「辞めジャニ」の共演はタブーとなっており、再放送であってもジャニーズ事務所が許可しないとみられていたためだ。
それだけにファンは歓喜に沸いており、ネット上は「2期の再放送が楽しみすぎる」「伝説の仁亀コンビがみれるのね～」「またみんなで仁亀どっちが好きか論争したい」といった声であふれかえっている。
「来年1月23日から同局系で亀梨の主演ドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』がスタートする予定となっており、そのPRにもっとも効果的で話題性のある再放送ドラマとして『ごくせん』第2シリーズが選ばれたのでしょう。ただ、そういった事情があるにしても、ジャニーズ事務所が再放送を許可したのは驚き。これをきっかけに“辞めジャニ”への態度が軟化し、現役ジャニーズとの共演なども解禁ムードになっていく可能性がありそうです」（芸能ライター）
最近は「新しい地図」の稲垣吾郎が地上波の情報番組でSMAPについて語ったり、草なぎ剛がゴールデンタイムのバラエティ番組でSMAPのヒット曲をバックにジャニーズ時代のエピソードを披露したりと、ジャニーズ側の態度に変化の兆しがあった。その流れのひとつとして、今回の再放送も決定したといえそうだ。
ジャニーズ事務所の方針転換によって、退所者と現役ジャニーズタレントの共演の可能性も見えてきた。この変化にどのような理由があったのかは定かでないが、いずれにしてもファンに歓迎されていることは間違いなさそうだ。
