女芸人No.1を決める大会『女芸人No.1決定戦 THE W 2020』（日本テレビ系）が12月14日に生放送され、ネット上では4代目女王・吉住を食う勢いでアンガールズ・田中卓志を賞賛する声が相次いでいる。
対決は2ブロックの勝ち残り戦で行われ、スタジオ審査員は第1回から審査に参加するヒロミ、第3回から審査員を務める久本雅美、ハイヒール・リンゴ、田中、笑い飯・哲夫、今大会で初めて審査員を務める麒麟・川島明の6名。ここに視聴者投票を加えた計7票で勝者が決定した。
ネット上では、吉住が1本目に披露した「女審判」ネタが「面白い」「斬新」と話題だが、それを超える勢いで「一番すごかったのは、審査員のアンガ田中のコメント力。半端なかった」「田中の審査コメントの的確さが際立ってたなぁ」「頭の回転の早さと的確かつ優しいコメント。彼は凄い」と田中を絶賛するコメントが目立つ。
田中のコメントを振り返ると、例えば紅しょうがとターリーターキーの対戦で紅しょうがに全票が投じられた際には、「こんな7対0になるほどの差はないんですけど。本当に（ターリーターキーの）伊藤さんのお芝居はうまいし、（同）玉さんがボロボロになるのめちゃくちゃ面白いじゃないですか。だから、負けたけど平場（バラエティ番組などのトーク）映えしそうな感じがすごいするんですよ」と敗者をフォロー。
ゆりやんレトリィバァとAマッソの対戦でも、「Aマッソすごかったんですよ。ネタとしての斬新さ、今までないくらいね。映像ネタでもない、漫才でもない、両方がリンクしたときに笑いが起きるっていう。お笑いの時代、1個進んだくらいのネタだった」と敗者のAマッソを褒め称えたうえで、ゆりやんが勝った理由を説明していた。
さらに、ヒロミが「面白かったんですけどね」などざっくりとした感想を述べていたのに対し、田中は何度もネタ中の印象的なフレーズを具体的に挙げながら説明。ネタを見ていなくても雰囲気が伝わるコメントが印象的だった。
また、哲夫が「オダウエダさんだけ食べ物の名前じゃないなって」と芸名をイジッたほか、リンゴが紅しょうがに「ちょっと熊元さん太りましたよねえ。稲田さんも太りましたよねえ」と言い放つなど、ネタと関係のないコメントで笑いを取ろうとする審査員が複数いたが、一方の田中は真面目なコメントに終始。そういった真摯な姿勢も視聴者の共感を呼んだようだ。
的確で真面目なコメントが視聴者に好印象を与えた田中。普段のイジられキャラとのギャップに「ハッ」とさせられた視聴者は多そうだ。
