今年10月に乃木坂46を卒業した中田花奈が、13日に放送された情報バラエティ番組『サンデー・ジャポン』（TBS系）に初出演。投資家目線での鋭いコメントに驚きと称賛の声が沸き起こり、コメンテーターとしての活躍を期待する意見が多数上がっている。
中田は乃木坂46時代の2015年ごろから株式投資をしており、その趣味が高じて今月5日にビジネス書『「バフェットの投資術」を学んだら、生き方まで変わった話。』（濱本明氏との共著／PHP研究所）を上梓している。
番組では、中田が新型コロナウイルスに関連したビジネスの話題で「コロナ関連株には私は投資していなくて。急激に上がったり下がったりするので持続性がない。ワクチンや治療薬ができた……といった情報で急に状況が変わることもあって先が見えない」とコメント。投資業界では「コロナ関連株」に熱い視線が送られているが、中田はそれに踊らされずに冷静に発言している。
さらに、少子化対策として一部の地方自治体が導入している「AI婚活」について「自治体がやっているというのもあり、マッチングアプリよりは安心感があるから、やってみたいという人が増えると思う」と予測。その一方で「AI関連企業って注目が集まりやすいんですけど、すでにマッチングアプリとかがあるので、新たな投資先としての魅力は感じないですね」と、投資家としての見解を披露した。
同番組で“投資家枠”として発言することが多い元衆院議員の杉村太蔵氏は、中田のコメントに「投資家目線の話は僕の専売特許だと思っていたのに。かなり的確で嫌になっちゃいます。恐れ入ります」と脱帽。自分のポジションを奪われないかと渋い表情をしていた。
ネット上でも「かなりん爪痕残しまくり！」「難しい投資の話題をわかりやすく話してくれて感心した」「杉村太蔵の立場が…笑」「分析力とそれを伝えるスキルがすごい」などと称賛コメントが殺到。また、乃木坂時代の彼女を知らない視聴者からも「すごく頭良さそう」「投資本を出して趣味が麻雀で元乃木坂46で…って情報量多くてインパクトやばい」といった声が上がっている。
「最近は、SKE48の須田亜香里や乃木坂46の秋元真夏が情報バラエティ番組『バイキングMORE』（フジテレビ系）に出演するなど、アイドルのコメンテーター枠への進出がにわかに盛り上がってきています。そのなかでも、投資と麻雀という得意分野を持った中田はまさに注目株。今回の出演によって、自分の考えをしっかり持ったうえで、視聴者にわかりやすく伝えるスキルがあることを証明したといえるでしょう。今後は情報番組からのオファーが増加する可能性が高そうです」（芸能ライター）
グループ卒業をきっかけに失速してしまうアイドルも少なくないが、中田はコメンテーターとしての素質を開花させたことで、今後の成長が楽しみな存在になったといえそうだ。
