妻夫木聡主演『危険なビーナス』が最終回を前に視聴率1ケタ転落… ブッキーの「妄想シーン」が大不評!?

編集部

 主演・妻夫木聡、原作・東野圭吾によるTBS日曜劇場『危険なビーナス』の視聴率が、最終回を前についに1ケタ台に転落。放送開始前には期待されていたドラマだったが、蓋を開けてみれば“失敗作”の烙印を押されかねない状態になってしまった。

 10月11日に放送が始まった同作は、前クールの『半沢直樹』の大ヒットに加え、“妻夫木聡×東野圭吾×TBS日曜劇場”の鉄壁の布陣として期待度が高かったこともあってか、初回の世帯平均視聴率が14.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区、以下同)と好調な滑り出しを見せた。しかしその後は下降の一途を辿り、12月6日に放送された第9話は8.7%まで下落。同作初の1ケタとなった。

 日曜劇場で1ケタ視聴率を記録したのは、昨年7月期の『ノーサイド・ゲーム』第7話以来。同枠は、木村拓哉主演の『グランメゾン東京』、竹内涼真主演の『テセウスの船』、堺雅人主演の『半沢直樹』と3作連続で好調だっただけに、『危険なビーナス』の低迷は際立つ。しかも、最終回を前にしての視聴率ダウンは、視聴者が離れていっていることを意味する。

 実際にネット上では、途中で脱落したとの声が多く上がっている。キャストの豪華さは評価されているものの、「思わせぶりで話が全然進まない」「2時間ドラマで済むような話を引き伸ばしている感じ」とストーリー展開への不満が多いようだ。

 さらに目立つのが、定番化している妄想シーンに対する不評だ。妻夫木が演じる伯朗は、美女に弱く、妄想にふけりがちという設定。毎話かならずコメディ的な要素も含む妄想シーンが挿まれるが、それが面白いという声もある一方で、「あれで台無し」「本編に集中できなくなるからやめてほしい」「こっちは真面目にアレコレ推理しながら見てるのに、あの妄想が来てガクッとなる」など不満の声は多い。

「特に批判を浴びたのが、妄想シーンを次回予告の中に使ってしまったこと。思わせぶりな予告で惹きつけたものの、実はただの妄想だった……ということがわかり、推理や考察を楽しんでいた視聴者を一気に白けさせた。それも一回だけではなかったため、“予告詐欺”という声まで上がる始末。番組を盛り上げようとしたのでしょうが、かえって反感を買ってしまったようです」(ドラマ・映画ライター)

 もっとも、6日放送の第9話で視聴率が落ち込んだのは、ウラで放送された渡辺謙主演の『逃亡者』第2夜(テレビ朝日系)が好調だったためとも指摘されている。13日放送の最終回では視聴率を回復させ、“失敗作”の烙印から逃れることはできるのだろうか。

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