9人組ガールズグループ ・NiziUのデビューシングル『Step and a step』(12月2日発売)が初週で約31.2万枚を売り上げ、同月8日発表の「オリコン週間シングルランキング」で1位を獲得したことが分かった。
昨年7月から約1年間にわたって開催されたオーディション「Nizi Project」で奮闘する姿が話題となり、その様子を情報番組『スッキリ』内で定期的に紹介した日本テレビを中心に、マスコミに大きく取り上げられていたことが首位獲得の大きな要因といえるだろう。
これによって、オリコン調べによる「女性アーティストのデビューシングルによる初週売上枚数」では、欅坂46の『サイレントマジョリティー』(Sony Records) の約26.2万枚という記録を塗り替え、歴代2位にランクインと大健闘した。
ただ、同ランキングで歴代1位に君臨する日向坂46の『キュン』(同)は発売初日だけで約36万枚を記録、週間では約47.6万枚も売り上げるなど、NiziUとの差を歴然。そのため、ネット上では「期待外れ」「デビューまでが人気のピークだったのでは?」など、NiziUに対してシビアな意見が飛び交っている状況だ。
また、6月に発表したプレデビュー曲『Make you happy』は、キャッチーなメロディとメンバーが軽快にジャンプする“縄跳びダンス”が注目を集め、MVは1.8億回再生数を突破(12月9日現在)と反響を呼んだだけに、「こっちを1stシングルにした方が良かったのでは?」との指摘もある。
さらに、ファンの間で「人気No.1」との呼び声が高いミイヒが10月に体調不良のため活動休止し、結局デビューに間に合わなかったことも大きな痛手となってしまったのかもしれない。
この「初週売上枚数・歴代2位」という記録に関しては、今年10月に欅坂46から改名した櫻坂46が12月9日に1stシングル『Nobody’s fault』をリリースするため、早々に追い越されてしまう可能性もあり得る。
いずれにしろ、NiziUが大々的にデビューしたことにより、かつての“アイドル戦国時代”のように再び競争が激化し、業界全体が盛り上がりを見せることになりそうだが、果たして……。