【連載51】漢方薬にも調合されている「シナモン」の効用とは?
編集部
「毛細血管」に十分な血液が流れていかないと、シミやしわなどができやすくなります。
「毛細血管」の壁細胞からは、「アンジオポエチン」という分子が分泌されており、これが「毛細血管」を強化するもとになるのですが、酸化やストレスなどにより活性化されず、「毛細血管」の内皮細胞と壁細胞に大きな隙間を作ってしまうのです。
そうすると、栄養分や老廃物があふれてしまい、「毛細血管」が消滅してシミやシワ、たるみが発生します。 そして、この「アンジオポエチン」に似た作用をするのが「シナモン」なのです。 「シナモン」を摂ることにより、わずか2~3時間で血管を修復する力があると言われています。
「シナモン(=桂枝)」を調合した漢方薬は血管を強くし、血液の流れを良くするものが多く、身体を温める作用に優れています。
また、ホルモン作用を整える作用もあるため、婦人病や美肌に効くものも多いのです。 寒い季節にはホットミルクティーに「シナモン」をふりかけてチャイ風にするのも美味しいですし、ワインを温め、シナモンスティックを入れるホットワインは「ポリフェノール」も摂れて、アンチエイジング効果もバッチリです。 まだまだ寒い日が続きますが、内からの冷え対策も万全にして健康美を手に入れたいものですね。 (薬剤師&美容ライター・かずちん)