『紅白』大トリは嵐に代わってミスチル最有力も… 突然の“目玉不在”でNHKの苦境あらわ

編集部

 大みそかに生放送されるNHK『紅白歌合戦』の苦境があわらになっている。当初は年内いっぱいでグループ活動を休止する嵐のフィナーレの場となるはずだったが、そのアテが完全に外れてしまったためだ。

「NHKはかなり早い段階で嵐の出場の確約をとり、5人全員での司会と大トリを打診。持ち時間を大幅に拡大する特別措置も検討していた。ところが、ジャニーズ事務所は大みそかに嵐の活動休止前ラストとなるコンサートを生配信することを決定。嵐は本人たちのラストコンサートを優先する形になるでしょうから、『紅白』では司会や大トリどころか、別会場からの中継での出演となりそうです」(芸能ライター)

 今年は白組全出場者21組のうち、嵐も含めてジャニーズのグループが計7組も選ばれている。白組出場者の3分の1を占めるという厚遇ぶりだ。これもNHK側が「嵐のラストステージ」を放送したいという思惑があり、ジャニーズ側の要求をのんだからとみられている。

「コロナ禍という緊急事態とはいえ、発表直前になって袖にされてしまったNHK側はたまったものではないでしょう。ジャニーズ側としては、嵐のラストコンサートを配信する代わりに、例年大みそかに開催している『ジャニーズカウントダウンライブ』を中止にする方向で動いているため、できるだけ多くの所属グループを『紅白』にねじ込みたいという思惑があった。嵐をエサにすることで、NHKがまんまと釣られてしまった格好です」(同前)

 いくら嵐でも中継での出演となると盛り上がりに欠ける。熱烈なファンは『紅白』より生配信の方を視聴するだろうからなおさらだ。

 同じジャニーズ系では、初出場となるSixTONESとSnow Manが注目を集めているが、嵐の代わりに「目玉」になれるとは考えられない。同じ初出場組では、グローバルガールズグループ「NiziU」が話題性で飛びぬけているが、やはり幅広い世代にウケるタイプではないという問題がある。

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