AKB48の「紅白落選」が象徴する時代の変化… 「握手会商法」「特典商法」の終焉か

編集部

 大みそかに放送されるNHK『紅白歌合戦』の出場歌手が16日に発表され、11年連続で出場していたアイドルグループ「AKB48」が落選したことが大きな話題になっている。近年は坂道シリーズに押され気味な印象があったが、今回の落選について「ひとつの時代の終わり」と捉える人が多く、その存在感の大きさをあらためて印象付けることになった。

 AKB48は2007年に「アキバ枠」で初出場。09年にファン投票イベント「選抜総選挙」が始まったのをきっかけに本格ブレイクし、同年から昨年末まで11年連続で『紅白』に出場してきた。姉妹グループのNMB48やSKE48、HKT48とともに「AKB48グループ」として『紅白』の舞台を席巻したこともある。

 落選について、初出場時からのメンバーである柏木由紀は自身のTwitterで「胸がぎゅっと締め付けられるような気持ちもあります。また誰かに認めてもらえるように私たちは頑張ります」とコメント。SKE48最年長メンバーの須田亜香里は「今年出演できないことに言い訳のできない現実やグループの歴史を感じました」と思いを綴っている。

 さらに、昨春に3代目総監督に就任した向井地美音は「この2年間、先輩方が繋いでくださったバトンを私たちの代で何度も止めてしまいました。そして今日も。それが何より申し訳ないし不甲斐ないです」と、AKBグループの“勢い低下”に自ら触れつつ謝罪した。

 実際、近年のアイドル界は乃木坂46をはじめとした坂道グループが圧倒的な人気となっており、AKBグループが追いやられている感があった。また、コロナ禍によって握手会を主軸とした「会いに行けるアイドル」としての本領が発揮できなくなったことも大きく影響したとみられる。

 ネット上では「いつかその時が来るとは思ってたけど…」「時代の流れを感じる」「モーニング娘。が出なくなり、AKBが出なくなり…時代だね」「今のメンバーたちも頑張ってるけど世間に知られてないからなあ」といった声が上がっており、感慨にふけっている人が多いようだ。

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