「HKT48」の「手をつなぎながら」公演が21日、福岡・西鉄ホールで初日を迎えた。
同公演は、今年3月に発足した「チームTⅡ」と7月にデビューしたばかりの4期研究生の計20人が混合となり、毎公演16人で出演メンバーを構成。
「手をつなぎながら」公演は、「HKT48」が公演デビューした2011年11月26日から2013年2月17日まで行ってきた“HKT48劇場公演の原点”とも言える思い入れの強い演目で、「SKE48」の初のオリジナル公演として上演され、「AKB48」や「JKT48」でも行われてきた。
この日の出演メンバーは事前告知を行わず当日の発表となったが、ステージの幕が開くと初日公演メンバー16人の姿に客席からは大きな歓声が上がり、『僕らの風』からスタート。
冒頭のMCでは、センターを務める松岡はなの「さっき甘いものを食べすぎて横腹が痛いんですけど…」とのマイペースすぎる発言に笑いが起こる場面も。
出演メンバー最年少となる13歳の今村麻莉愛は、「誰よりも大きく踊って、誰よりも輝いて、誰よりも汗を飛ばせるように頑張ります! この公演は“神ってる”公演にしたいと思います!」と今年の流行語を引用しつつ力強く宣言した。
同公演は、先輩である「チームTⅡ」のメンバーと4期研究生の混合で行われることから、お互いの第一印象について話題が及ぶと、「ダンスが上手」、「可愛い」、「憧れ」といった発言が続く中、栗原紗英は後輩の豊永阿紀に対して、「レッスンの時に前髪を上げていて、色白だからお米みたいだと思った」と発言。
荒巻美咲は後輩の武田智加に対して「柴犬…」と真剣な表情で答えて会場の笑いを誘った。
本編最後の曲『大好き』を歌い終えて暗転すると、すぐにアンコールの掛け声があがり、アンコールでは『ロープの友情』と『火曜日の夜、水曜日の朝』の2曲を続けて披露。
アンコール最後となった『遠くにいても』では、感極まって涙ぐむメンバーの姿もあった。
最後に「チームTⅡ」のキャプテンの山下エミリーは、「こうやって研究生の力を借りて自分たちの公演をさせて頂けること、すごくありがたいと思っています。そしてこれから『HKT48』を支えていけるように『チームTⅡ』と研究生、今日出られなかったメンバーと合わせて20人でこれから頑張っていくので、応援をよろしくお願いします」と話した。