ひき逃げの疑いで先日逮捕された俳優の伊藤健太郎をはじめ、一昨年に元アイドルの女性が飲酒運転とひき逃げで逮捕される事件を起こすなど、近年の芸能界では重大な交通事故トラブルが相次いでいる。そんな中、EXILEグループを擁する大手芸能プロ・LDHの行き過ぎと思えるほどの危機管理が「大正解」だったと話題を呼んでいる。
仕事の移動は事務所の車で……という芸能人でも、プライベートとなると自分で運転していることが多い。大御所クラスなら運転手を雇っている場合もあるが、若手~中堅なら自らハンドルを握っているケースが大半だろう。
となると、どうしても交通事故のリスクはつきまとう。吉本興業に所属するNONSTYLEの井上裕介が当て逃げ事件を起こしたり、ジャニーズ事務所の看板タレント・木村拓哉が追突事故やスピード違反などのトラブルを起こすなど、大手の人気タレントでも車にまつわるトラブルは珍しくない。
しかし、そんな中で「LDH」は多数の所属タレントを抱える事務所ながら交通事故トラブルがゼロ。その理由は、一部で「行き過ぎ」ともいわれていた危機管理の徹底だ。
「三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典さんがテレビで明かしたところによると、LDHの所属タレントは車やバイクの運転が禁止。そのため、岩田さんは売れっ子なのに車を所持していないそうです。また、サーフィンやスノーボード、スケボーなども禁止だそうで、乗り物に関する厳しいルールを徹底させている。事故を起こしたり大ケガをしたりといった、トラブルのリスクを完全回避するためでしょう」(芸能ライター)
岩田がこのルールを語った当時、ネット上の視聴者からは「さすがに行き過ぎ」「せっかく稼いでも車もバイクもダメじゃ可哀想」「過保護なママみたいだな」「LDHの掟がよく分からない」などと事務所の方針を疑問視する声が数多く上がっていた。