22日放送の人気番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に出演した、お笑いコンビ・カラタチの前田壮太の発言が波紋を広げている。SNSを中心に批判が殺到し、同局の定例会見で取り上げられるほどの大問題となっているのだ。
同番組では、大のティーンアイドル好きを公言している前田が、周囲からの追及に対して「虐げられているんですよ、ロリコンって言われて。ちっちゃいアイドルとか応援していると」と反論。続けて「アメリカの“仲間”とか、本当に体内にGPSとか埋め込まれてるんですよ」と発言し、スタジオが大爆笑となった。
ところが、この発言に対してSNSで批判が殺到。アメリカでGPS装着による監視対象となるのは基本的に「性犯罪」を犯した者であり、少女アイドルファンの立場からそうした人物たちを「仲間」と称したことが物議を醸したのだ。
27日に行われたテレビ朝日の定例会見では、西新取締役が「現在、視聴者センターにもご意見をいただいていますし、ネットにもいろいろな書き込みがあるのは認識している」とした上で、「しっかり受け止めさせていただいて、次回以降、番組の作りに反映させていければと」と騒動に言及した。
カラタチは売り出し中のコンビであるだけに、痛恨の失言になったといえる。だが、以前からコンプライアンス意識の低さが露呈していた部分もあったようだ。
今年3月に吉本興業の情報メディアに登場した際、前田はティーンアイドル好きをアピールするようになったきっかけとして「本当に好きなアイドルが15~16歳とかだったんで、『女子大生は俺からしたら熟女だ』みたいな(ネタをした)」と、少女好きキャラを笑いにして大ウケしたことを挙げていた。