田川寿美がデビュー25周年記念コンサート エレキギター演奏も披露!
編集部
約12年ぶりとなった両A面シングルの『哀愁酒場』は、田川本来の持ち味を最大限に活かした王道演歌、『火の舞』はイントロに特徴のある“寿美流演歌”となっており、オリコン演歌ウィークリーチャートで初登場第3位を記録、10月5日付の有線演歌歌謡曲リクエストランキングで第1位を記録した。 そんな田川の25周年の集大成となる同公演は、『花になれ』で幕を開け、昭和のヒット曲のカバーから『シクラメンのかほり』、『北国の春』、『飾りじゃないのよ涙は』、オリジナルナンバーから『夢航路』、『哀愁港』、『倖せさがし』、『哀愁酒場』、ファイナルの『一期一会』まで全26曲を熱唱した。 ステージで身を包んだ着物は、「田川寿美」という自分の名前をモチーフにして自らプロデュースしたもので、この日のためにファンに初お披露目。
途中のギターコーナーでは、エレキギターの弾き語りで『女人高野』、アコースティックギターに持ち替えて『ふれあい』、『少年時代』も披露した。 開演前に報道陣の取材に応じた田川は、「最高に幸せです」と笑顔を見せつつ、「こんな目まぐるしい時代にもかかわらず、大好きな歌を元気に歌ってくることができて。ずっとデビューの頃から見てくださっている方々とこの日を共有させて頂けるなんて本当に幸せですね」としみじみと語った。 ステージで披露する着物については、「ギターコーナーで、シンプルに歌謡曲を楽しんで頂きたいというメッセージと、今回、オリジナルの着物を作って頂きました。『田川寿美』という名前をモチーフにしたデザインを作ってみました」。 制作期間は約半年でだそうで、「この年代になってくると、改めて日本の着物の奥深さとかに興味が出てきて、10代、20代の時よりも着物が好きになってきました。自分だけの個性を生かせるといいなと思ったのが自分でプロデュースしたキッカケです」と明かした。 これまでの歌手活動で一番の思い出を聞かれると、「芦屋雁之助さんと大阪の新歌舞伎座で1ヵ月、最年少座長をやらせて頂いて。そういう一流の先輩とご一緒させて頂いたのが私の宝物です」。 今年1年を振り返って、「今年は、自分の殻をやっと破れたような気がします。自然体ということを実行できた1年だったと思います。今まで小心者だったので、そういうのを払拭して、前に前に気持ちを持っていけたので、とてもベストなコンディションで1年間、過ごせたことが自分にとっての大きな進歩です」と話した。