『極主夫道』玉木宏の熱演で好スタートのはずが… 原作読者から「改変がひどい」と酷評の嵐

編集部

 人気コミックを実写化した玉木宏主演のドラマ『極主夫道』(日本テレビ系)の第1話が11日に放送され、世帯平均視聴率が11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切った。ところが、原作ファンを中心とした視聴者からは「改変がひどい」「原作の面白さがまったく再現されていない」などと不満の声が続出。あまりの不評ぶりに、2話以降の視聴率が急落するのではないかと危惧されている。

 同ドラマは、裏社会最凶の“不死身の龍”と呼ばれる伝説の極道だった龍(玉木)が、足を洗ってキャリアウーマンの妻・美久(川口春奈)と結婚し、極道の時のクセが抜けきらないまま専業主夫として家事に奮闘するというストーリー。

 放送前、龍に扮した玉置のビジュアルが「完璧」と原作ファンに大好評となり、今期屈指の期待のドラマとして話題を呼んでいた。ところが、第1話が放送されるとSNSやドラマレビューサイトが大荒れに。原作ファンを中心とした視聴者から批判コメントが殺到したのだ。

 ネット上では「原作の面白い部分がひとつも再現されていなくて残念」「原作にないオリジナルシーンがことごとく滑ってた」「設定が違いすぎて、違和感しかなかった」「なぜ原作にない娘が出てきて家族で一軒家に住んでるの……令和のドラマなのに昭和感がする」などと酷評の嵐となっている。

「原作では、龍は妻の美久と夫婦で古アパートに住んでいる設定で、節約術を駆使する庶民的な暮らしぶりとコワモテの風貌のギャップが面白味につながっています。しかし、今回の実写版は家族ドラマに重点を置くためか原作にない娘が登場し、親子3人でキレイな一軒家に住んでいる設定に変更された。昭和の時代なら『親子3人で一軒家』は無理のない描写でしょうが、現代では時代錯誤に見えてしまう。

 また、原作にはないヤクザ同士の抗争を思わせるオリジナルシーンにかなりの尺が使われており、そういった“改悪”に原作ファンが不満を募らせたようです」(芸能ライター)

 その一方、放送前から話題になっていた玉木の役作りの完成度の高さや、極道夫婦を演じる竹中直人と稲森いずみのぶっ飛んだ掛け合いなど、原作ファンを含めて視聴者に好評な要素もある。だが、それでは補いきれないほど“原作改変”の不評ぶりが今のところ目立っているようだ。

 好調なスタートを切ったはずの『極主夫道』だが、原作ファンからの酷評の嵐が数字にどう影響するのか。18日夜に放送される第2話は、さまざまな意味で大きな注目を集めることになりそうだ。

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