新型コロナウイルス感染拡大の影響により5月から延期になっていた嵐のライブイベント『アラフェス 2020 at 国立競技場』が、オンライン配信で開催されることが決定。しかし、“事前収録”であることが発表され、一部のファンから不満の声も出ているようだ。
嵐は10月8日、ファンクラブサイトの動画でメンバー自ら詳細を発表。開催はデビュー21周年記念日の11月3日で、「Johnny’s netオンライン」にて配信されるという。
時間は16時30分から18時に1部、19時半から2部が配信され、当日は12時からスペシャルコンテンツも予定されている。だが、“音漏れ”目的のファンが国立競技場に殺到することを懸念し、配信されるのは“事前収録”された映像なのだとか。
大野智が「国立競技場へのご来場は、近隣の方々へのご迷惑、また新型コロナウイルス感染拡大防止のため、お断りしております。安全を確保できない場合は配信を中止せざるを得ない場面もございますので、みなさんご協力お願いします」と理解を促しているほか、松本潤が「配信当日はオンライン視聴券購入ページのアクセス混雑が予想されます。配信時間からさかのぼって視聴することや見逃し配信はありません」と説明。時間に余裕をもって購入するよう呼び掛けている。
約7年ぶりに行われる『アラフェス』だが、前回はチケットを取れなかったファンが“音漏れスポット”を求めて会場周辺に殺到。当時、会場を取り囲むように座り込んだファンの光景が「ディズニーランドのパレード待ちみたい」と話題になり、「近隣住民の迷惑になる」と問題視された。
そういった苦い経験からも“事前収録”という苦肉の策がとられたようだが、ネット上では「また音漏れ隊が殺到するんじゃないかと心配してたから、安心した」「嵐の人気を考えると、生でできないのは仕方ないと思う」と理解を示す声がある一方で、「事前収録ならライブでもなんでもない」「当日の嵐に会いたいよ」と不満の声も。