沢口靖子『科捜研の女』映画化“内定”で目指すは『相棒』超え!? コメディ要素も強みか

編集部

 女優・沢口靖子が主演を務めるドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)の映画化“内定”が報じられた。

 同作は1999年から放送が始まり、現在も続いている日本のドラマとしては最長寿となる人気シリーズ。沢口演じる京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコが次々と難事件を解決していくミステリーもので、科学捜査の面白さや人間ドラマだけでなく、癖のある登場人物、流行を大胆に取り入れた脚本などでも人気を博している。

 今月22日からはシーズン20がスタートするが、すでに映画化も決まっているという。「女性自身」2020年10月20日号(光文社)によると、シリーズ初となる映画化が内定しており、早ければ来春にも撮影を開始、来年末から再来年初頭の公開に向けて動いているとのこと。

 同ドラマは女優としての転機となり、代表作ともなっただけに、現在55歳の沢口は「どんなことがあってもマリコを60歳まで続けたい!」と宣言しているとのことで、映画化にも強い意欲を見せているようだ。

 前シーズンは「シリーズ20周年」と「テレビ朝日開局60周年」を記念して1年間のロングラン放送に挑戦したが、全34話の平均視聴率は11.6%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と安定した人気を誇る。

「時事ネタをうまく活用しており、視聴者からの“ツッコミ待ち”と言える展開を随所に仕掛けることで最近はSNSでも盛り上がるようになりました。前シーズンでもYouTubeやドローン、フリマアプリ、携帯ゲームなどを話に盛り込んだり、映画『カメラを止めるな!』やテレビ東京の『池の水ぜんぶ抜く』を意識したりと話題が絶えなかった。中でも、芸人のなかやまきんに君が犯人役という異色の28話はかなり振り切れており、『ある意味で神回』と評判でしたね。

 一時期はマンネリ化も囁かれましたが、時代への歩み寄り方が絶妙なのと、キャラが立っていることでコメディ色が濃くても成立することが強みでしょう。また、ステイホーム期にお昼の再放送を観てハマった人も多いと言われており、10代にも認知され始めているともっぱら。映画化に向けていい流れが来ているかもしれません」(芸能ライター)

 同じくテレビ朝日の長寿シリーズである『相棒』とはスタッフ同士「よきライバル」と認識しているそうだが、00年から放送が始まった“後輩”の『相棒』は映画も大ヒット。同局としては同じような成功を『科捜研の女』に期待しているはずだが、はたして……。

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