ジャニーズの独占市場とも言われる男性アイドルグループ枠で「ボイメン」が成功したワケ

編集部
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  12月30日に大賞などが決定する「第58回日本レコード大賞」の審査委員会が今月17日に都内で行われ、最優秀新人賞候補となる新人賞4組の中に“ボイメン”こと、名古屋発の10人組男性アイドルグループ「BOYS AND MEN」が選ばれた。

「結成は2010年だったが、メジャーデビューしたのは昨年。メジャーデビューしてからの活躍が最大限に評価され、地方に拠点を置く男性アイドルグループとしては異例の選出となった」(大手レコード会社社員)

  元々、芸能界における男性アイドルグループといえば、ジャニーズ事務所の独占市場といっても過言ではなく、非ジャニーズ系の男性アイドルグループは苦戦が続いていた。

「人気アイドルやグループを多数抱えているジャニーズの業界内での威光は絶大で、毎週のように出演している某民放キー局の音楽番組出演はほぼ不可能。音楽番組自体が減っているだけに、ジャニーズ勢の“すき間”を狙ってプロモーションすること自体が、ますます困難になっています。もちろん、ジャニーズ事務所があらかさまにテレビ局に圧力をかけることはほぼありませんが、テレビ局サイドがその威光や影響力をおそれて“見えざる力”が働いていることは確かです」(同レコード会社社員)

  そうした中、2010年にテレビ朝日系の「メ~テレ」が名古屋のイケメン発掘番組でオーディションを開催し、その結果、約60人のメンバーが選ばれて“男性版・宝塚歌劇団”として結成されたのが「ボイメン」だ。

「所属事務所の社長は、名古屋に男性タレントが少ないことに加えて、東京、大阪では大手芸能事務所の影響力が強いものの、名古屋であればそういったしがらみも少なく、展開できるのではないかと考えたそうです」とは地元紙の記者。

  こうして結成された「ボイメン」は地元・名古屋での劇場定期公演をメインに活動を行うも、結成から2~3年の間はなかなか舞台やライブの観客が増えず、CDも売れず、知名度が上がらずという停滞状態が続いたという。

  そのため、メンバーの数もどんどん減っていったが、そこからどうやって巻き返したのだろうか?

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