同映画では主に、“平手のカリスマ性”にスポットが当てられているが、2017年4月にリリースされた4thシングル『不協和音』のMV撮影では、他のメンバーと一切口を利かない様子が映し出されていた。
これは“同調圧力に屈しない”といった反抗的な世界観に没入していたためと思われるが、平手のすぐ隣のポジションを務めたキャプテンの菅井友香は、後のインタビューで平手がまったく目を合わせてくれなかったことを回顧。平手を挟むカタチで菅井の反対側にいた長濱ねるも同じ感想を抱いていたとのことで、時にメンバーに対してもクールな姿を見せることがあったようだ。
また、自身のパフォーマンスに納得できないためライブをドタキャンしたり、アドリブでダンスした後にステージ上から落下してしまうなど、他のメンバーを相当に振り回していたようでもある。
そのステージ裏では、センターの重圧に苦しみ泣きじゃくる姿も収められていたが、グループから脱退したことで肩の荷が下りたのだろう。“憑依型”ともいわれる表現力は抜群なだけに、その才能が女優業でも大きく花開くことを期待したい。