TOKIOの元メンバー・山口達也容疑者が22日、道路交通法違反（酒気帯び運転）容疑で現行犯逮捕された。かつての仲間たちが水面下で進めていた「復帰計画」の完全消滅が確実となる、痛恨の不祥事となったようだ。
山口容疑者は22日の午前10時半ごろ、友人宅へ向かうために東京・練馬区の路上でバイクを運転していたところ信号待ちの車に追突。車の運転手にも山口容疑者にもケガはなかったが、駆けつけた警察官が呼気を調べると基準値を大幅に上回る「0.75」のアルコール分が検出され、現行犯逮捕となった。
酒気帯び運転の場合、アルコール濃度「0.25」以上で違反点数25点・免許停止・欠格期間2年といった厳しい処分が課される。今回検出された「0.75」は尋常ではない数字ということになる。
山口容疑者といえば、2018年に未成年女性への強制わいせつ罪容疑で書類送検され、被害者側との示談が成立したもののジャニーズ事務所を退所。事件の根幹には山口容疑者の「アルコール依存」があるとされ、退所後は治療を受けているとの報道もあった。
その後、真摯に反省している様子や治療の効果が伝えられたことで、業界内でも「復帰を後押ししたい」という声が高まることに。今までタブーだった山口容疑者の過去の映像が徐々に解禁ムードになり、TOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏が会社設立に際して山口容疑者の名前を出すなど、仲間たちの温かい支援の手によって復帰計画が徐々に進められていたのだ。
ところが、今回の逮捕ですべてが水の泡になってしまった。
