志村けんさんが急逝してから約半年。9月いっぱいで約16年の歴史に幕を閉じる『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)の後継番組として、嵐の相葉雅紀が司会を務める『I LOVE みんなのどうぶつ園』(同)が10月3日からスタートする。ところが、放送開始まで一カ月を切っているのに「出演者が決まらない」というトラブルに見舞われているという。
11日付の「デイリー新潮」(新潮社)によると、新番組は相葉以外のメンバーを総入れ替えする予定だという。10年、20年と番組を続けることを見据え、新陳代謝を図ることが目的とのこと。つまり『志村どうぶつ園』で相葉が苦楽を共にしてきた山瀬まみ、タカアンドトシ、DAIGO、ハリセンボン、滝沢カレンは降板というわけだ。
だが、長寿番組ということで各タレントのマネジャーも結束が強く、事務所の垣根を超えて「なぜやめなければいけないのか」と全員が猛反発。まるで“労働組合”ができてしまったような状況で、大揉めになっているという。結果、放送まで1カ月を切っているのに「レギュラー出演者をどうするか」という問題が宙ぶらりんになっているというのだ。
「日テレの10月期改編説明会での発表によると、新番組はスタジオ収録なし。相葉さんがゲストとともに、全国の動物園や水族館などの動物がいる場所を訪れるロケ形式になるそうです。となると、もし現在のレギュラー陣を残すにしても全員は無理。最低でも何人かは切らねばならず、それも揉める原因となっているようです」(芸能ライター)
レギュラー入れ替え報道に対し、ネット上の視聴者からは「園長が亡くなってみんなで番組を守っていこうってなってたのに」「無理に出演者を変える必要があると思えない」「レギュラーが変わったら志村さんも悲しむんじゃ」などと反対意見が続出。その一方で「最近はレギュラーがただ座ってるだけになってたからなあ……」といった理解を示す声もあるが、圧倒的にレギュラー続投を望んでいる人が多いようだ。
また、レギュラー全取っ換えとなると「心配」なことがあるという。
「恩人ともいえる志村さんが突然亡くなり、相葉さんはそのショックからまだ立ち直れていないといわれています。そんな中で、自分だけを残してレギュラー陣が“総切り”なんてことになれば、相葉さんはさらに心を痛めることになるでしょう。嵐の2020年いっぱいでの活動休止も迫っていますし、芸能活動に疲れてしまったというメンバーの大野智さん以上に相葉さんの精神面が心配という状況になるかもしれません」(芸能ライター)
レギュラー出演者をどうするかという問題に加え、相葉のメンタル面の心配もある新番組。果たして、最終的にどんな形に収まるのか……。