「SMAP」木村拓哉主演作に強力な“追い風”!? 邦画が苦戦する中で時代劇映画がヒットし続けている理由!
編集部

ヒロインの凜役は若手演技派女優・杉咲花が務めるが、先日、追加キャストとして市川海老蔵、福士蒼汰、戸田恵梨香、山崎努、栗山千明ら豪華な顔触れが発表された。 その一方で、製作サイドには相当なプレッシャーがかかっているようだ。 映画ライターは語る。 「木村さんを猛プッシュしたジャニーズ事務所の幹部は、『何としてもヒットさせろ!』と製作サイドに発破をかけている。木村さんにとって『武士の一分』以来、10年ぶりの主演時代劇。同作では賞レースへの参加を辞退していただけに、今作では映画賞を獲りにいくと目されており、ジャニーズ事務所サイドも売り込みに必死なんでしょう」 「武士の一分」は、山田洋次監督作品で興行収入41.1億円を記録。 当時に比べて全体的な平均興収がダウンしているだけに、その数字を超えれば、映画俳優としての木村の評価はうなぎ登りとなりそうだ。 そもそも、窮地が続く邦画の世界にあってここ数年、各映画会社が大作と位置付ける時代劇映画はことごとくヒットを続けている。 主な作品の興行収入を並べてみると、2010年公開の堺雅人主演の「武士の家計簿」は15億円、2012年公開の「本屋大賞」受賞作を映画化した「のぼうの城」は28.4億円、2013年公開の三谷幸喜監督作の「清須会議」は29.6億円、2014年公開の「超高速! 参勤交代」は15.5億円。 2012年と2014年に三部作が公開された人気コミックを実写映画化した「るろうに剣心」は三作で125億円の大ヒット作となった。 また今年公開された、男子フィギュアの五輪金メダリスト・羽生結弦がゲスト出演したことでも話題になった「殿、利息でござる!」は興収13億円を突破した。 時代劇映画の好調の要因を映画誌編集者はこう語る。