チュートリアルの徳井義実が、26日に放送される旅バラエティ番組『東野・岡村の旅猿17』(日本テレビ系)で地上波復帰を果たすことがわかった。昨年10月に申告漏れなどが発覚して以降はテレビから消えていたが、ついに完全復帰となる。だが世間の反発はいまだに根強く、ネット上では批判の声が続出しているようだ。
同番組の公式サイトでは、次回予告として「今回から『再び都内で納涼スポット巡りの旅』をお送りします! チュートリアル徳井さんと共にさまざまな納涼スポットを巡る。いざこざだらけの旅…ご期待ください!」と告知。岡村隆史や東野幸治と共に写真に収まっている徳井の姿も公開されている。
日本テレビはスポーツ紙の取材に「総合的に判断しました」と、ゲストとして起用した理由を説明。同局としては「もうみそぎは済んだ」との判断であるようだ。
徳井といえば、昨年10月に自身の設立した会社が7年間で総額約1億2000万円の法人税の申告漏れを東京国税局から指摘されていた問題が発覚。そのうちの約2000万円は「隠蔽を伴う所得隠し」と認定された。2016年~18年は「まったく納税していなかった」といい、徳井は「私の想像を絶するだらしなさ、ルーズさで、納税が延び延びになってしまった」などと説明していた。
申告漏れは大きな問題であるものの、特定の被害者がいる事件というわけではない。重加算税などを含めた追徴税を収めて修正申告を済ませた上で、一定期間の謹慎処分を受ければ、さほど復帰は難しくないとみられていた。
ところが、徳井が今年2月に活動再開を発表すると「早すぎるのでは」「処分が軽すぎる」などと猛バッシングが発生。その影響もあって、ラジオ番組や相方の福田充徳とのライブなどには出演したものの、地上波テレビへの復帰はできずにいた。