ジャニーズ事務所は8月17日、女子高生タレントのA子やB子との飲酒や“お持ち帰り”が「文春オンライン」（文藝春秋）に報じられた山下智久とKAT-TUN・亀梨和也について、それぞれへの処分を発表。この動きを受け、これまで黙殺し続けていた各局ワイドショーが一斉にこの問題を取り上げた。
18日の各局ワイドショーは、山下とA子がホテルに8時間滞在したことにはほとんど触れず、主に山下と亀梨が「未成年であるとは知らず」にA子やB子と合流したことについて報道。
日本テレビ系『スッキリ』では、ハリセンボン・近藤春菜が「（年齢を偽られたら）どうしようもないなって思う」とコメントしたほか、同局『ミヤネ屋』でも宮根誠司が「年齢を確認させてくださいというのは難しい」と発言。
フジテレビ系『とくダネ！』の小倉智昭にいたっては、「コロナ禍でなければ処分はもっと軽かったんですかねえ」「ジャニーズ事務所の処分が出たことによって、ことがさらに大きくなりましたよねえ。以前だったら『そんなもんほっとけ』っていう感じの芸能界だった部分があると思うんだけど、今はちょっと厳しすぎるくらい厳しいですね」と、山下に同情するようなコメントに終始していた。
しかし、東京都の条例では、相手が未成年だとは知らなかったとしても、ホテルに“お持ち帰り”した時点で条例違反になる可能性がある。そこに一切触れずにいくら取り上げたところで、それは上っ面の“茶番”でしかないだろう。
なかでも、同局『直撃LIVE グッディ！』の安藤優子のコメントには疑問が残る。安藤は山下の処分は「重すぎる」といった論調で、「多分に世間の反応だと思うんですけど、山下さんのすごい清々としたイメージってあるじゃないですか、ものすごく清廉なっていうか、スタジオにもいらしたことありますけども。なんとこう、神々しいまでに清々しいというか、すごい美しい感じがする。そのギャップなのかなあっていうのはちょっとあるような気がしますね」とコメント。
案の定、ネット上では「は？ 何言ってんの？」などと呆気に取られる視聴者が相次いでいる。
「文春オンライン」の報道とは随分と異なる印象で伝えているテレビ各局。ジャニーズへの忖度なのかもしれないが、こういった報じ方を鵜呑みにするほど視聴者はバカではないと思うのだが……。
