また、松浦氏やエイベックスが「往年のエイベックス・サウンド」の復権に力を入れている事情もあるという。
「エイベックスは、浜崎あゆみのデビュー秘話などを描くドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)の放送に合わせ、90年代〜00年代初頭のヒット曲を今のアーティストにカバーさせる『avex revival trax』を発表しています。また、主演を務めた安斉かれんの最新曲『僕らは強くなれる。』は、Every Little Thingの初期のヒット曲を数々手がけた五十嵐充が作編曲を担当しており、やはり“懐かしい”仕上がりでした。
小室が手がけた『Route 246』もかつての“小室サウンド”を彷彿とさせると話題になりましたし、松浦氏がこうしたノスタルジックな路線に活路を見いだしているのなら、矢作のデビュー曲を小室が作るというのもありえそうです」
松浦氏は7月10日放送の『アナザースカイII』(日本テレビ系)に出演した際、自身がプロデュースする“歌姫”候補について「何人かいる」と回答し、年内に何かしらの動きを見せるとした。これが矢作のことだとすれば、近々正式な発表を聞くことができるだろう。AKB48卒業以降、SNSでも沈黙を守っている矢作だが、はたして……。