手越祐也ら“芸能人YouTuber”の高収入が話題も… 飽和状態の市場を生き残るのは?

編集部

 芸能タレントが既存の活動に縛られることなく露出の場を増やしている。AKB48グループや坂道グループを卒業した女性アイドルは、YouTubeなどSNSで情報を発信。ジャニーズ事務所を退所した男性アイドルも次々と動画配信し、知名度の高さをいかして収入を稼いでいる。

「主戦場となっているのはYouTubeですが、ごくごく一部の有名芸能人が席巻している状態です。動画運営サイドも、ファンを連れてきてくれるタレントには高報酬を与え、インセンティブを一般人より高く設定しているようです。言ってしまえば、限られたごく一部の勝者だけがとてつもない利益を独占するコミュニティーになっています。

 今年6月にチャンネルを開設した元NEWS手越祐也は登録者数150万人超で月に1000万円以上の稼ぎを得ていて、元KAT-TUN赤西仁と元関ジャニ∞錦戸亮のコンビもYouTubeの収入だけで月300万円ほどを手にしています。編集、撮影技術のあるテレビ制作会社スタッフの中には、YouTubeバブルに乗って芸能事務所やマネージャーなどに営業をかけ、動画制作業務を副業にする者も現れているほどです」(芸能関係者)

 ただ、カネや人気のある有名人がこぞって参戦したことで市場は飽和状態。再生回数をめぐって激烈な競争が繰り広げられている。知名度のないYouTuber、中途半端なタレントの動画は淘汰されているのが現状のようだ。

「そこそこのタレントにとっては、ファンとの交流ツールとして一定活用できるでしょうが、YouTubeによって知名度をキープすることや高額の収入を獲得することは現実的になかなか難しいですよ。また、若い世代を中心にYouTubeを見ることは一般化していますが、参入過多でアップされる動画の本数も膨大な数にのぼっており、飽きられ始めている傾向も出ています。

 芸能人の参入が急増した背景にはコロナ禍でYouTubeの存在感が高まったという事情もありますが、巣ごもり自粛が終わればその“追い風”も止みます。芸能人YouTuberの流行も終焉に向かうことになり、生き残るのは一部の超有名チャンネルだけでしょう」(同)

 流行り廃りが激しいITツールだが、この潮流はいつまで続くのだろうか。

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