子役出身のイケメン男優のトラウマ体験を映画化! 毒親との関係性を見つめ直す試み『ハニーボーイ』

長野辰次
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 子役出身のイケメン俳優、シャイア・ラブーフ。大ヒット作『トランスフォーマー』(2007年)に主演、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)でもメインキャストを演じていたが、ここ数年は名前を聞く機会が激減していた。飲酒運転で事故を起こすなど、トラブルメーカーの仲間入りを果たしていたようだ。そんなシャイアがリハビリ施設でストーリーを書き上げたのが、新作映画『ハニーボーイ』。彼自身の過去を振り返った、自伝的な作品となっている。

 人気絶頂期に泥酔して自動車事故を起こしたシャイア・ラブーフは、その際に2本の指を失うという大怪我を負った。リハビリ中に医者から勧められ、破滅衝動に駆られる自分自身を見つめ直すために過去の記憶をノートに綴り始めたそうだ。その中で浮かび上がってきたのが、少年期のシャイアに強い影響を与えた父親の存在だった。まだ幼い息子に向かって暴言を吐き、暴力を振るう“毒親”だった父親の記憶が、シャイアをずっと苦しめ続けていた。

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 映画『ハニーボーイ』は、事故を起こした直後の主人公が、少年時代の記憶をたどるという形で物語は進んでいく。若手俳優のオーティス(ルーカス・ヘッジズ)は、出演作が相次ぐ人気ぶりだったが、そのことがストレスとなり、深酒するようになる。ある日、恋人を同乗させた自動車を大破させてしまい、リハビリ施設送りに。精神医から、破滅衝動を招いている原因を探ることを勧められる。

 12歳の頃のオーティス(ノア・ジュプ)は、天才子役として評判だった。どんな役でも巧みに演じてみせ、観る者の涙を誘った。でも、実の父親であるジェームズ(シャイア・ブルーフ)の前では、どうしても素直になれない。ジェームズはベトナム戦争からの帰還兵で、前科者、かつアルコール依存症だった。オーティスの母親とは、ずいぶん前に別れている。最悪の毒親だったが、オーティスにとっては唯一の家族であり、マネージャーでもあった。

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 ジェームズは息子のマネージャーといっても名ばかりで、オーティスの足を引っ張ってばかり。幼いオーティスが、父親を養うという逆転親子だった。オーティスには、だらしなくて横暴な、最悪な父親のイメージしか記憶に残っていない。そんな歪んだ親子関係を心配する周囲の大人たちや隣家の少女(FKAツイッグス)との交流を経て、オーティスは少しずつ成長を遂げることになる。

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