今月1日に夫婦連名で離婚を発表した女優の杏が、元夫の俳優・東出昌大との「共演OK」を周囲に伝えていると報じられ、その器の大きさに驚きと称賛の声が集まっている。
通常であれば、永遠に「共演NG」となりそうなふたり。少なくとも、浮気を「された」側である杏の東出への嫌悪感は容易く想像できるだけに「顔も見たくない」となってもおかしくない。
だが5日付の「東スポWeb」によると、杏は東出サイドに「仕事を頑張ってほしい」と伝え、周囲にも「気を使わないでください」とアピールし、東出を「共演NG」にしないという。
「離婚発表が遅れたのは、東出が出演している映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の公開を待っていたため。出演者やスタッフに迷惑をかけないようにという配慮で、杏さんの温情です。離婚しても子どもたちの父親であることに変わりはなく、東出に役者として頑張ってほしいというのは本心なのでしょう」(芸能ライター)
また、今回の離婚が「慰謝料なし」となったことも話題を呼んだ。杏は多大な精神的苦痛を受けた上に、これからは3人の子どもたちを女手ひとつで育てていかなければならない。慰謝料請求は当然の権利のように思えるが……。
「東出は不倫騒動によるCM打ち切りなどで莫大な違約金を背負っており、杏が慰謝料を請求すると彼は破滅しかねない。不満や怒りはあっても、東出の破滅を望んでいるわけではないので『慰謝料なし』のさっぱりとした別れ方になったようです。元夫への配慮であると同時に、自分の力で生計を立てて子どもたちを育てるという覚悟をうかがわせています」(同前)