時代錯誤に大手芸能事務所依存…、フジテレビの月9ドラマが苦戦続きのワケ

編集部
「もっと現代の世相にあったドラマ作りを徹底したり、キャストの起用法を再考するなど軌道修正すべき点は多々あると思いますが、相変わらずドラマ班のスタッフの頭の中はフジの黄金時代とも言うべきバブル期のままで、大手芸能事務所の看板やブランドの前にひれ伏している状況。結果、若い視聴者層を獲得できず、かつて月9ドラマを愛した40代以上の世代も離れている印象です」(前出のテレビ誌編集者)

  くしくも、フジの亀山社長は昨年11月の定例会見で月9ドラマについて、「少し浮世離れしたお祭り感が、どこかで絵空事に見えてしまうようになったのかなと思います」ともコメントしていた。

  極めて的確な分析だと思われるが、残念ながら“数字”を見る限り、そうした分析結果が現場レベルまで浸透せず、過去の教訓も活かしきれていないのが現状のようである。