考えられる要因としては、山口の演技力が、研音が「世に送り出せる」とする基準に達していなかったということだろう。
研音は、天海祐希、榮倉奈々、菅野美穂、志田未来、杉咲花など、安定した演技力を誇る本格派女優が多く所属しており、新人への演技指導も丁寧に行われている。それゆえに、売り出すまでのハードルはなかなか高そうだ。
特に、山口に関しては“滑舌”を不安視する声が少なくない。ドラマ出演時には、「演技はうまいけど、セリフが聞き取れなかった」「滑舌さえよくなれば、いい女優さんになりそう」との声が相次いだ。
今回、舞台出演が決まったということは、本人の努力によりその辺を克服したのかもしれない。
また、山口への暴行容疑で逮捕(不起訴)された男性2人と、NGT48の裁判が長く続いたことが、山口の仕事に影響している可能性もあるだろう。
結局、裁判で事件の真相は明らかにならなかったものの、4月に和解が成立したため、今後は山口の女優活動も増えていくかもしれない。
モデルとしては活動しているものの、女優としては飼い殺し状態が続いていた山口。今後の活躍に期待したい。